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マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマという微生物に感染することで引き起こされる肺炎です。

5~35歳の年齢層に多くみられます。

飛沫感染により広がることが多く、幼稚園・学校・家庭などといった比較的閉鎖的な空間で流行します。

症状は発熱・頭痛や疲労感に始まり、咳や痰がひどくなってきます。

軽症であることが多く、たいていは治療をしなくても1~2週間で回復しますが、個人差があり、重症化することや1カ月以上も治らないことがまれにあります。

また、厚生労働省のページにおいて、マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aが掲載されていますので、ご紹介します。


マイコプラズマ肺炎に関するQ&A
Q1 マイコプラズマ肺炎とはどのような病気ですか?今年増えていると聞きましたが、どうして増えているのですか。
A1 マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因としては、比較的多いものの1つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。 例年は、マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向があります。過去には、昭和59(1984)、昭和63(1988)年に比較的大きな流行があったほか、平成12(2000)年以降は徐々に患者数が増加傾向にあります。平成23(2011)年は夏頃から患者数の増加が報告されていますが、増加した理由はよくわかっていません。

Q2 どのようにして感染するのですか?
A2 患者の咳のしぶきを吸い込んだり、患者と身近で接触したりすることにより感染すると言われています。家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。

Q3 どのような症状が出ますか?
A3 感染経路はかぜやインフルエンザと同じですので、普段から、手洗いをすることが大切です。また、患者の咳から感染しますので、咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを守ってください。

Q4 治療方法はありますか?
A4 抗菌薬(抗生物質)によって治療します。抗菌薬のうちでも、マイコプラズマ肺炎に効果のあるものは、一部に限られています。近年、マイコプラズマ感染症に通常使用される抗菌薬の効かない「耐性菌」が増えてきているとされていますが、耐性菌に感染した場合は他の抗菌薬で治療するなどします。軽症ですむ人が多いですが、重症化した場合には、入院して専門的な治療が行われます。長引く咳などの症状があるときは、医療機関で診察を受けるようにしましょう。 (注)マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。

Q5 感染しないようにするために、どのようなことに注意すればよいですか?
A5 発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、痰を伴わない咳などの症状がみられます。咳は少し遅れて始まることもあります。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。多くの人はマイコプラズマに感染しても気管支炎ですみ、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり、重症化することもあります。一般に、小児の方が軽くすむと言われています。


「厚生労働省ホームページ」より転載
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html


気になる症状がある場合は、近くの病院を探しましょう

マイコプラズマ肺炎には、 内科,小児科,呼吸器内科 を受診しましょう。

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