精神科スーパー救急に対応している病院 - 病院・医院・薬局情報

精神科スーパー救急とは、精神科病院の中でも医師や看護師など人員が手厚く配置されていて、質の高い集中的な医療を行うことが可能な精神科です。

急性期の集中的な治療を必要とする精神疾患の患者さんを対象に、患者さんがより早く元の生活に戻れるように、早期の退院を目指して診療を行います。

精神科スーパー救急では、人員・設備・医療水準ともに下記のような厳しい基準をクリアする必要があります。

• 精神保健指定医が常勤で5名以上であること
• 当該病棟に精神保健福祉士が常勤で2名以上であること
• 病床の半分以上が個室であること
• 精神疾患に係る時間外・休日又は深夜における診療件数が 200 件以上であること
• 当該病棟の年間の新規患者のうち6割以上が措置・緊急措置・医療保護・応急・鑑定・医療観察法に係る入院であること
• 救急医療圏(第2ブロック)における1年間の措置・緊急措置・応急入院にかかる新規患者を4分の1以上又は 30 件以上を受け入れていること
• 医療保護及び任意入院の新規患者のうち6割以上が入院日から起算して3か月以内に退院し、在宅へ移行すること

精神科スーパー救急の治療内容

患者さんの状態にあわせて、

• 薬物療法
• 認知行動療法などの心理療法
• 心理教育
• 服薬指導
• 作業療法
• 生活技能訓練

などが行われます。

医師・看護師・作業療法士・臨床心理士・管理栄養士・精神保健福祉士など多職種のスタッフによって入院早期から相談体制をとり、効果的な入院になるように関わってくれます。また退院後も生活が円滑に行われるようにフォローしてくれます。