1か月以上前からの「全身のむくみ」 原因は?受診はするべき?

目次
数日前からの 全身のしびれ…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 浮腫(むくみ)
- 甲状腺機能低下症
- うつ病
- 不安障害
など
また、「全身のしびれ」に加えて、「だるい・倦怠感がある」「体重が急に増加した」、「疲れやすい」を併発しているケースが2割半ばでありました。
受診は必要?
医師の回答のうち、9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 内科
- 心療内科
- 精神科
- 内分泌内科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
指がむくんでこわばり、動悸もする
最寄りの病院で腎臓内科または循環器内科の受診を推奨します。
むくみについては腎臓か心臓の機能が低下しているときに生じやすいです。尿の量はいかがでしょうか?
尿の出が悪いようであれば、腎臓の機能が低下している可能性がありますので腎臓内科に、尿の出に問題がなければ心臓の機能が低下している可能性がありますので、循環器内科に相談してみてください。
手がむくみ、グーができない
つねに手がむくんでいて、グーができません。リウマチでしょうか?
最寄りの病院のリウマチ科の受診を推奨します。
リウマチは関節炎で、典型的には関節腫脹ですが、手全体のむくみとして感じるかもしれません。手指屈曲障害、関節腫脹があるならリウマチ科で調べてもらってください。
最寄りの診療所・クリニックの内科の受診を推奨します。
手がむくんで、グーができないとのこと、ご心配な状況かとお察しいたします。診察をしたわけではないため断定はできませんが、お考えのとおり関節リウマチの可能性も考えられます。内科受診をおすすめします。内科医が問診、診察の上、必要に応じて薬の治療など相談に乗ってくれるでしょう。
足のむくみから始まり現在は全身がむくみ
1か月前に右腕から脇下、左腕に水膨れができ、膿がたまって陥没のような穴ができました。いまは瘡蓋になっていますがなかなか治りません。また、足のむくみも始まり、現在は全身がむくんでいます。
椅子に座ると足先がしびれる圧迫感、床に座っても圧迫感で苦しい感覚があります。身動きするにも体が苦しい感覚で、だるさもあります。
食事の量が減る一方、むくみと体重増加がひどくなった
食事の量は減っているのに、身体のむくみと体重増加が日増しにひどくなっています。もともと扁桃腺肥大と言われていて声が低かったけど、さらに声が低くなって枯れてる感じもあります。
そのほかにも、肩こりとともに首か喉のあたりが圧迫されてる感じがする、胃腸のもたれ、口の横のところが切れてくるときがある、足のふとももや胸の下のあたりがぶつけていないのにアザができる、便秘と下痢をくり返すことが増えた……といった症状も気になります。
慢性的なむくみでズキズキするような感覚もある
慢性的に身体のむくみが続いていて、とくにふくらはぎはむくみでズキズキするような感覚があります。昔から冷え性で、冬場は指先がキンキンに冷えます。代謝も悪いのか汗もあまりかきません。
最寄りの病院または診療所・クリニックのリウマチ科の受診を推奨します。
お示しの症状からは、強皮症や全身性エリテマトーデスなどの膠原病の可能性があります。詳しい検査はしておいた方がよいです。お近くのリウマチ・膠原病内科への受診をお考えください。
むくみが解消されず、自己判断で薬を服用
肩の痛み(整形外科では異常なし)、上半身の重だるさ、下半身と顔のむくみ、下半身の冷え、集中力の低下がひどく、定時の仕事すら疲れ切ってしまい憂鬱な気分です。雨の日はとくにひどいです。
※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

元々むくみやすいのですが、とくにここ最近気になります。
たとえば、日によって指輪のサイズが3~4サイズ変わってしまい、指がむくんでこわばり痛いときもあります。食事量は増えていませんが、体重が増加し、たまに動悸もするようになりました。
むくみが気になり始めてからは運動を増やしたり、市販の漢方を試しに飲んだりもしています。
ちなみに、子宮頸がんの前がん状態のため産婦人科に定期的に通っております。また不正出血や生理不順があったため、低用量ピルを飲んでいます。