男性更年期は何科に行けばいい?病院で行われる検査とは

男性更年期障害では、精神面から身体面、性機能まで幅広い症状が現れるため、受診先が分かりにくいかもしれません。男性更年期障害が疑われる場合、まずはかかりつけ医への相談が選択肢になります。かかりつけの病院がなければ、内分泌内科や泌尿器科を受診します。
では、病院ではどのような検査が行われるのでしょうか。豊洲内科・糖尿病/形成・美容外科クリニックの澤口 達也院長の監修で解説します。
医師紹介
医師、医学博士、糖尿病専門医、認定内科医。豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック院長。糖尿病をはじめとする生活習慣病に加え、専門である甲状腺疾患や内分泌疾患(下垂体・副腎疾患、男性更年期障害(LOH症候群)など)の診療も数多く行う。その他、内科開業医として、発熱・微熱、倦怠感、呼吸苦、腹痛等様々な主訴の方々の診療も行っている。
目次
まずは「かかりつけ医」に相談
男性更年期障害が疑われる場合、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
かかりつけの病院がない場合は、内分泌内科や泌尿器科を受診します。
男性更年期障害では、不安やイライラ、無気力、集中力低下、不眠といった精神・神経症状のほか、ほてり、動悸、筋力の衰え、異常発汗、腰痛、頻尿などの身体症状、EDや性欲減退などの性機能関連症状が現れます。
さまざまな症状があるからこそ、男性更年期障害の可能性を感じたら、医師に相談することが大切です。
病院ではどんな検査をする?
男性更年期障害の検査では、主にカウンセリングやチェックのためのアンケート記入、血液検査などを行います。
血液検査で調べるのが、男性ホルモンであるテストステロンの値です。
男性更年期障害には、加齢によるテストステロンの低下が大きく関わっています。
血中遊離テストステロン値は一般的に11.8ピコグラム以上が正常で、それ以下になると男性更年期障害が疑われます。
さらに8.5ピコグラム以下になると、明らかに低いため、症状がある場合にはホルモン補充療法などの治療を受けることが推奨されます。
症状の現れ方には個人差がある
男性更年期障害では、男性ホルモンの分泌量やその減少の仕方に個人差があります。
そのため、症状の現れ方も人によって異なります。
ほとんど症状が現れない人がいる一方、日常生活に支障が出るほど重い症状に悩む人もいます。
また、精神・神経症状、身体症状、性機能関連症状のいずれか一つだけではなく、多くの場合はいくつかの症状が複合的に現れます。
何もやる気がしない、朝の目覚めがスッキリしない、身体がだるいなどの症状がある場合には、男性更年期障害の可能性があります。
「年齢のせい」と思わず、気になったら相談を
男性更年期障害は40代中頃から50代前半に多くみられますが、40代で発症して70代まで症状が続くこともあれば、60~70代で発症する可能性もあります。
一方で、症状があっても病院を受診しない男性は少なくありません。
「最近疲れているから」「年齢を重ねたから」と考えている不調が、男性更年期障害によるものの可能性もあります。
男性更年期障害が疑われるときは、まずかかりつけ医に相談し、かかりつけの病院がない場合には内分泌内科や泌尿器科などを受診しましょう。
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※本記事は特定の病気・症状について一般的な医学情報を解説したものであり、個々の症状や状態に対する診断・治療を保証するものではありません。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。また、本記事の内容は公開日時点の医学知識をもとに作成していますが、ガイドライン・診療方針は変更になる場合があります。
