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男性更年期はどうやって治療する?ホルモン補充療法だけではない治療法

公開日: 2026年09月28日
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男性更年期障害と診断されたら、どのような治療を行うのでしょうか。「男性ホルモンが減っているなら、ホルモンを補充するの?」と考える人もいるかもしれません。

男性更年期障害では、減少した男性ホルモンを直接補う「ホルモン補充療法」が行われることがありますが、それだけが治療法ではありません。

症状に応じて、カウンセリングや漢方薬、勃起改善薬などを用いることもあり、複数の方法を組み合わせて治療する場合もあります。豊洲内科・糖尿病/形成・美容外科クリニックの澤口 達也院長の監修で解説します。

医師紹介

医師、医学博士、糖尿病専門医、認定内科医。豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック院長。糖尿病をはじめとする生活習慣病に加え、専門である甲状腺疾患や内分泌疾患(下垂体・副腎疾患、男性更年期障害(LOH症候群)など)の診療も数多く行う。その他、内科開業医として、発熱・微熱、倦怠感、呼吸苦、腹痛等様々な主訴の方々の診療も行っている。

男性更年期障害には複数の治療法がある

男性更年期障害が疑われる場合、カウンセリングやアンケート、テストステロン値を測るための血液検査などを行います。

検査結果を踏まえて男性更年期障害と診断された場合、治療に入ります。

治療法として挙げられるのが、ホルモン補充療法、カウンセリング、漢方薬、勃起改善薬などです。

症状などに応じて、それぞれを組み合わせて治療する場合もあります。

いずれの治療でも、定期的に通院しながら、時間をかけて治療を続けることが重要です。

減少した男性ホルモンを補う「ホルモン補充療法」

ホルモン補充療法とは、減少している男性ホルモンを注射で補う治療法です。

40歳以上で男性更年期障害の症状があり、血中のテストステロンの活性値である「遊離テストステロン」が基準値より低い人が適応になります。

海外では塗り薬や飲み薬もありますが、国内の保険診療においては筋肉注射でホルモンを補うことのみが認められております。

一方、前立腺がんの治療中の人、前立腺がんが疑われる人は、この治療を受けることができません。うっ血性心不全、多血症、前立腺肥大症、悪性腫瘍の骨転移を有する症例は症状が増悪することがあるため、注意が必要です。

また 抗凝血剤(ワルファリンカリウムなど)を内服している場合も併用により抗凝血剤 の作用を増強することがあるため注意を要します。

効果には個人差がありますが、治療開始後3~4カ月が経つと改善がみられる患者が多く、1年経つと以前と同じくらいまで元気になる人もいます。

メンタル面の不調にはカウンセリングなども

男性更年期障害では、不眠や気分の落ち込みなど、メンタル面の不調が中心となる場合もあります。

その場合には、睡眠導入剤や抗うつ剤、抗不安剤などの薬を処方したり、カウンセリングによる治療を行ったりします。

カウンセリングを通して「頑張らなくてもよい」「無理をしなくても大丈夫」と気づくことでも、症状の軽減が期待できます。

男性更年期障害にはストレスも大きく関わっており、仕事上のストレスや家庭でのストレスが、症状をより重くするきっかけになることがあります。

漢方薬や勃起改善薬を使うことも

症状に応じて、漢方薬を処方することもあります。漢方薬はホルモン補充療法と比べて効き目が穏やかで、効果を感じるまでに2~3カ月ほどかかる一方、全体の約6~7割に効果がみられます。

また、男性更年期障害ではED(勃起不全)がみられることもあります。

その場合には、勃起改善薬を適切に服用することでEDの改善がみられます。偽物の勃起改善薬も存在するため、医師の処方による薬を使用しましょう。

男性更年期障害の治療は、ホルモン補充療法だけではありません。

症状に合わせて複数の治療法を選択し、それらを組み合わせる場合もあります。医師と相談しながら定期的に通院し、時間をかけて治療を続けていくことが大切です。

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※本記事は特定の病気・症状について一般的な医学情報を解説したものであり、個々の症状や状態に対する診断・治療を保証するものではありません。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。また、本記事の内容は公開日時点の医学知識をもとに作成していますが、ガイドライン・診療方針は変更になる場合があります。