せんべいvsポテトチップス!ダイエット中に選ぶならどっち?管理栄養士が解説

本記事では、管理栄養士がせんべいとポテトチップスを徹底比較。ダイエット中に選ぶならどちらがおすすめかを解説します。食べる際の具体的な目安量まで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
執筆

医療系企業にて管理栄養士として勤務し、個別栄養相談を担当。加齢に伴う健康課題や女性のライフステージに応じた栄養管理、若年層の食生活改善まで、幅広い年代への指導経験を持つ。現在はフリーランスとして、管理栄養士の知見を活かし、健康・食分野の記事執筆や監修を中心に活動中。
目次
ダイエット中のおやつには「せんべい」がおすすめ
ポテトチップスは脂質とカロリーが高い傾向にあるため、ダイエット中はせんべいを選ぶのがおすすめです。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、ポテトチップスは100gあたり541kcal、脂質35.2g。対して、しょうゆせんべいは100gあたり368kcal、脂質1.0gになります(※1)。
つまり、ポテトチップスのカロリーはしょうゆせんべいの約1.5倍、脂質は30倍以上になるのです。
脂質のとりすぎは肥満のリスクにつながる
脂質は、体を動かすためのエネルギー源になるほか、細胞膜やホルモンの材料としても使われる大切な栄養素です。しかし、脂質は1gあたり9kcalと、たんぱく質や炭水化物(1gあたり4kcal)と比較すると2倍以上のカロリーがあります。
そのため、脂質の多い食品を摂りすぎると、いつの間にか摂取カロリーが増えすぎてしまうケースがあります。結果として肥満のリスクが高まるため、ダイエット中は脂質の摂りすぎに注意する意識が大切です。
せんべいの「噛みごたえ」もポイント
ポテトチップスは軽い食感で次々と食べ進めやすい一方、せんべいはしっかり噛んでから飲み込むことが必要です。よく噛んで食べると、少量の食事でも満腹感が脳に伝わりやすくなり、食欲抑制に役立つことが知られています。
また、噛む回数が増えることで脳が活性化したり、唾液の分泌が増えて消化を助けたりする働きも期待できます。
「小分け・食べ切りサイズ」が多いのもうれしい

せんべいは、1枚ずつの個包装や、1回分が小さな袋に入った「小分け・食べ切りサイズ」の商品が多いのもダイエット中には大きなメリットです。
ポテトチップスは開封すると湿気で食感が落ちやすいため、つい一度に食べ切ってしまう人も少なくありません。しかし、最初から小分けにされているせんべいなら、保存もしやすく食べる量を事前にコントロールできます。
食べすぎは禁物!3枚程度を目安に
せんべいは脂質が少ない一方で、商品によっては塩分(食塩相当量)が高めのものもあります。食べすぎれば、結局はカロリーや塩分の過剰摂取につながり、ダイエットの効果を妨げる可能性があります。
農林水産省・厚生労働省「食事バランスガイド」では、間食は1日200kcalを目安に設定されています(※2)。この基準に照らし合わせると200kcal分として食べられる量の目安は、しょうゆせんべいで約54g(一般的なサイズで3枚程度)です。個包装のものをうまく活用しながら、1日3枚程度を目安にゆっくりと味わって食べるようにしましょう。
「揚げ」より「焼き」タイプのせんべいを選ぼう
せんべいを選ぶときは、油で揚げた「揚げせんべい」ではなく「焼きせんべい」を選ぶのがポイントです。同じせんべいでも油を吸った揚げせんべいは脂質が高く、カロリーも高い傾向があります。
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、揚げせんべいは100gあたり458kcal、脂質17.4gです。ポテトチップスと比較するとカロリー・脂質ともに低いものの、一般的な「しょうゆせんべい(焼き)」よりもカロリーは約90kcal、脂質は16.4gほど高くなります。ダイエット中の脂質をできるだけ抑えるためにも、購入する際は「焼き」タイプを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ポテトチップスとせんべいを比べると、せんべいの方が脂質やカロリーを抑えやすい傾向があります。ただし、どんな食品でも食べ過ぎれば体重増加につながる可能性があります。体重の変化は、おやつの種類だけでなく、1日の摂取カロリーと消費カロリーのバランスによって決まります。
大切なのは、おやつだけに注目するのではなく、3食の食事も含めた1日の食事全体のバランスを意識することです。適切なカロリーの範囲内で上手に間食を取り入れながら、無理のないダイエットを続けていきましょう。
関連記事
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
