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梅雨がくると体がだるいのは「気のせい」じゃない!?湿度と体調の意外な関係

公開日: 2026年06月15日
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くもりや雨の日が多く、じめじめした空気が続く梅雨の季節。なんとなく心までじめじめして、体もだるい気がする…。それ、「気がする」だけじゃなく、本当に梅雨のせいで体調が悪くなっているのかもしれません。

いわゆる「梅雨だる」という現象で、湿度など梅雨特有の気象条件と深い関係が。いったいどういうことなのか、気象予報士が解説します。

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植松 愛実
気象予報士・防災士

NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、「納得できるわかりやすい解説」に定評があるほか、防災や気候変動についても親しみやすい説明を得意とする。野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理やレシピ制作も行い、気象と健康、食事の関係にも詳しい。

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湿度が高いだけでも体調を崩す理由とは?

真夏になると気温も湿度も高く、暑くて汗をかいたのに汗が蒸発できなくて体調をくずしてしまう、というパターンは比較的知られていると思います。一方で、梅雨の季節は真夏ほど気温が高くなく、汗もそれほどかかないので「湿度が高くても関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と言って、たとえ汗をかいた自覚がなくても、人の体はつねに肌から水分が蒸発し続けているのです。

梅雨のシーズン、湿度が高い日が続くとその蒸発がうまくいかず、水分の代謝が悪くなり、最終的には体のむくみや消化不良につながってしまうことも。

梅雨はただ湿度が高いだけ…と思いきや、その「湿度が高い」現象が私たちの体の機能に大きくかかわっていて、なんとなく不調を感じたり、おなかや肌の調子が悪くなったりと、「梅雨だる」の症状につながってしまうのです。

ほかにもある「梅雨だる」を招く要因

梅雨の間は、日本付近を梅雨前線がウロウロすることで、日々の気圧が低くなったり高くなったりと変動しやすくなります。

もともと、気圧の低い日に体調をくずしやすい人がいると思いますが、じつは気圧が高くなるときに気分の悪くなる人もいるため、梅雨シーズンはよけいに不調を引き起こしやすいのです。

また、くもりや雨の日が多くて日ざしが少ないと、なんとなく気分が落ち込む人もいると思いますが、日照不足によって自律神経の乱れが生じ、体調をくずしてしまうことも。

梅雨は湿度のほかにも、不調につながる気象条件が多い季節なのです。

「梅雨だる」を放置しないで!

「梅雨だる」の症状は、多くの人にとっては「ちょっとした不調」なので、「少しがまんすればいいかな」「そのうち治るよね」と思って放置してしまう人も多いのですが、そのままにしておくと別の病気につながってしまうこともあり、早めに対策をしたいところ。

たとえば汗がかわきやすい素材の衣服を選んだり、毎朝決まった時間に部屋の電気をつけてみたりと、湿度や気圧変化、日照不足による影響をやわらげる対策を生活に取り入れると、改善することがあります。

とはいえ、つらいと感じたときはがまんせず医療機関を頼ることも考えましょう。最近は「梅雨だる」を含む天気が原因の体調不良を「気象病」と呼び、「気象病外来」を設置している病院も増えてきましたし、「頭痛外来」で同様の不調を扱ってくれるところもあります。

例年、1か月半ほど続く雨のシーズン、無理せず対策をしながらすごしたいですね。

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