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やっと暑さが過ぎたのに体がだるい…「秋バテ」の原因と対策を気象予報士が解説

公開日: 2026年09月22日
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夏と比べて暑さがしのぎやすくなってきたのに、なぜか体がだるい…。それ、「秋バテ」かもしれません。秋はすごしやすい季節のように思われがちですが、意外と要注意な気象条件が多い季節でもあります。

「秋バテ」の原因や対策について、気象予報士が解説します。

執筆

植松 愛実の画像
植松 愛実
気象予報士・防災士

NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、「納得できるわかりやすい解説」に定評があるほか、防災や気候変動についても親しみやすい説明を得意とする。野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理やレシピ制作も行い、気象と健康、食事の関係にも詳しい。

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目に見えない変化で体調不良に

秋になって夏と大きく変わる気象要素のひとつが、気圧です。

夏のあいだは、日本付近が太平洋高気圧に覆われる日が多かったのが、9月になると秋雨前線が停滞する日が多くなり、10月になると低気圧と高気圧が数日おきに通過するようになります。

さらに、日本近海を台風が通過することも多く、気圧のアップダウンが大きくなってしまうのです。

気圧が上がったり下がったりをくり返すことによって自律神経が乱れ、体のだるさを感じたり、睡眠不足や消化不良になったりすることも。

気圧というのは目に見えない変化ですが、想像以上に体に負担をかけているのです。

気温が下がって楽になるはずが…!?

秋になると夏より気温が下がるので、気温による体の負担は軽くなるのでは?と思いきや、気温の「下がり方」にポイントがあります。

最高気温と比べ最低気温の方が大きく下がることにより、寒暖の差が広がって体に負担がかかってしまうのです。

さらに、夏の猛暑によって蓄積した疲労が簡単に解消されることもないため、秋になってからの気温変化が体調不良に一層つながりやすくなる傾向にあります。

意外な気象要素も原因に

「秋バテ」の原因としてもうひとつ挙げられる気象要素が、日照時間です。

秋になると次第に日の出が遅く、日の入りが早くなり、多くの人が活動する時間帯でも外が暗いことが増えていきます。

日照時間が短くなることで、自律神経の乱れを引き起こすことがあるほか、精神的な不安定につながることもあり、睡眠がうまくとれなくなったり、なんとなく気持ちが落ち込んだりしてしまうことも。

気圧や気温と比べるとあまり体調に関係なさそうに見えますが、日照時間は意外と私たちの体の調子と密接に関係しているのです。

「秋バテ」を対策・解消するには?

ここまで解説してきた通り、さまざまな気象要素により自律神経が乱れてしまうことが「秋バテ」の大きな要因です。

そのため、起床や就寝、食事の時間を毎日できるだけ同じにして、体内時計のリズムを整えていくと、自律神経の乱れを防ぎやすくなります。

また、朝起きたときにカーテンをしっかり開けたり、照明を明るめに設定したりすることで、日照時間の短さによる悪影響を軽減することもできます。

なお最近では、「秋バテ」は「なまけ」や「サボり」ではなく疾患であるという考え方が浸透してきて、医療機関でも症状に合った薬を処方してくれるところが増えてきました。

症状がつらい場合は、がまんせず医療機関を頼ってみてください。

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