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5月28日は「世界月経衛生デー」―生理について、もっとオープンに話せる社会へ

公開日: 2026年05月28日
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毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」や「啓発の日」が数多く存在します。この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は5月28日、こんな日です。

今日は何の日?

5月28日は「世界月経衛生デー」です。月経(生理)を正しく理解し、誰もが恥や恐れを感じることなく生理と向き合える社会をつくることを目的として制定された、国際的な啓発の日です。

なぜ5月28日なの?

「世界月経衛生デー」の日付には、ちゃんとした理由があります。

月経周期は平均28日、そして1回の生理が続く期間は平均5日間。この「28」と「5」を組み合わせて、5月28日が選ばれました。シンプルですが、生理というテーマをそのまま日付に込めた、覚えやすい記念日です。

「月経衛生」って、どういうこと?

「月経衛生管理」とは、生理中に清潔で安全に過ごすために必要な環境や知識のことを指します。

日本では、ドラッグストアに行けば多種多様な生理用品が手に入ります。しかし世界に目を向けると、状況はまったく異なります。

ガーナでは所得に対して生理用品が高価で、十分に購入できないケースもあります。購入できない女性たちは、ボロ布や新聞紙、葉っぱで代用せざるを得ず、衛生面での健康被害につながっています。

また、ネパールの一部地域では、ヒンドゥー教の慣習として生理中の女性が家の外に隔離されることがあります(「チャウパディ」と呼ばれる慣習)。法律では禁止されているにもかかわらず、今も多くの女性が何らかの制限を受けており、感染症や事故によって命を落とすケースも報告されています。

日本でもまったく問題がないわけではありません。経済的な理由から生理用品を十分に購入できない、いわゆる「生理の貧困」が指摘されており、自治体や学校で無償配布の取り組みが広がっています。また、生理について職場や学校で相談しづらい雰囲気や、「我慢するもの」と捉えられがちな風潮も根強く残っています。

世界と比べれば環境は整っているように見えても、生理をめぐる課題は日本でも決して他人事ではないのです。

なぜ、このテーマが重要なのか

生理は、多くの女性が毎月経験する、ごく自然な生理現象です。

しかし世界のさまざまな地域では、生理は「不浄なもの」「恥ずかしいもの」として扱われてきました。こうした考え方は「生理恥(ピリオド・シェイム)」とも呼ばれ、ジェンダー不平等と深く結びついているとされています。

また、初潮を迎える前に生理について知らなかった女の子が多く、知識がないまま最初の生理を迎えることで、強い不安や混乱を感じるケースも多く報告されています。正しい知識を事前に届けることが、とても大切です。

そのためにもまず、生理について「話しにくい話題」として避けるのではなく、家庭や学校、職場でもオープンに話せる雰囲気を少しずつつくっていくことが大切です。子どもがいる方は、初潮を迎える前に生理について正しく伝えることも、大きな安心につながるでしょう。

まとめ

世界月経衛生デーは、月経を「隠すもの」「恥ずかしいもの」としてではなく、自然な体の仕組みとして正しく認識し、誰もが安心して生理と向き合える社会を目指すための記念日です。

生理にまつわる課題は、衛生や健康だけでなく、教育・経済・ジェンダー平等とも深くつながっています。まずは「知ること」「話すこと」から、変化は始まります。

<参考URL>
https://www.careintjp.org/news/world_menstrual_hygiene_day_2024.html
https://www.unicef.or.jp/news/2022/0112.html
https://cloudynpo.org/newsarchive/202406051409/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000060583.html
https://www.sustainablebrands.jp/news/1222103/

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