病院・薬局検索の病院なび

9月21日は「世界アルツハイマーデー」。認知症について考える日【今日は何の日】

公開日: 2026年09月21日
アイキャッチ画像
毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」や「啓発の日」が数多く存在します。

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は9月21日、こんな日です。

認知症を正しく理解し、社会全体での啓発を進める日

9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。これは、認知症(アルツハイマー病など)について正しく理解し、社会全体で啓発を進めていくための記念日です。

1994年に「国際アルツハイマー病協会」(ADI)が、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と定め、この日を中心に世界各地で啓発活動が行われています。

また、2012年からは9月全体が「世界アルツハイマー月間」とされ、より長い期間をかけて認知症への理解を広める取り組みが続けられています。

この日が9月21日になったのには、はっきりとした理由があります。1994年9月21日、スコットランドのエジンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されました。その会議の初日にあたるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言したことが始まりです。

アルツハイマー病などに関する認識を高め、世界中の患者やその家族に援助と希望をもたらすことを目的として制定されました。

日本でも、この国際的な取り組みから30年後にあたる2024年1月、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。この法律の中で、9月21日は「認知症の日」、9月は「認知症月間」として、正式に法令上も位置づけられています。

全国で普及啓発のシンボルカラー「オレンジ」のライトアップも

世界アルツハイマーデー・月間にあわせて、日本各地ではさまざまな啓発活動が行われています。認知症の普及啓発のシンボルカラーとされる「オレンジ色」に建物をライトアップする取り組みは、その代表的な例です。街を歩いていて、いつもと違う色に照らされた建物を見かけたら、それはこの啓発活動の一環かもしれません。

講演会やポスター・リーフレットの配布、街頭での呼びかけなど、行政機関や関連団体が連携しながら、認知症についての関心と理解を深める機会をつくっています。

世界アルツハイマーデー・認知症の日は、単なる記念日ではなく、「認知症について考える時間を、社会の中に意識的に設ける」という役割を持っています。

国際的な団体の呼びかけから始まり、日本では法律によっても正式に定められた日であることからも、認知症を取り巻く課題が、個人だけでなく社会全体で向き合うべきテーマとして位置づけられていることがわかります。

この日をきっかけに、身近な場所で行われている講演会やイベントに目を向けてみたり、街のオレンジ色のライトアップに気づいたときに、その意味を思い出してみたりするだけでも、認知症への理解を深める一歩になります。

9月は「認知症月間」として、こうした取り組みが全国各地で行われる期間でもあるため、普段より少しだけ、認知症というテーマに関心を向けてみるのもよいかもしれません。

まとめ

9月21日の「世界アルツハイマーデー」は、1994年に国際アルツハイマー病協会とWHOが共同で制定した、認知症についての理解と啓発を呼びかける記念日です。

日本でも2024年から法律上「認知症の日」として位置づけられ、9月は「認知症月間」として、全国各地でオレンジ色のライトアップや講演会など多様な啓発活動が行われています。

今日という日を機会に、認知症について少しだけ意識を向けてみてはいかがでしょうか。


<参考URL>
https://www.alzheimer.or.jp/?page_id=155
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/alzheimerday2024_00001.html
https://www.gov-online.go.jp/data_room/calendar/202609/event-4497.html

関連記事

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。