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5月17日は「世界高血圧デー」――なぜ高血圧を注意するべきなのか、知っていますか?【今日は何の日】

公開日: 2026年05月17日
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毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」や「啓発の日」が数多く存在します。この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は5月17日、こんな日です。

今日は何の日?

5月17日は「世界高血圧デー(World Hypertension Day)」です。高血圧とその管理についての意識を世界中で高めることを目的に定められた、国際的な啓発デーです。

日本では同じ日が「高血圧の日」としても制定されており、毎年この時期に全国各地でさまざまな啓発活動が行われています。

なぜ5月17日が「世界高血圧デー」なの?

世界高血圧デーは、国際高血圧学会の一部門である「世界高血圧リーグ(WHL)」によって2005年に創設されました。

現在、世界で80以上の国・地域の高血圧関連学会や連盟が参加する、大きな国際的取り組みです。第1回は2005年5月14日に実施され、翌2006年以降は毎年5月17日に固定されています。

日本では、日本高血圧学会と日本高血圧協会が2007年の世界高血圧デーに合わせて啓発活動をスタート。その後、2008年からは「高血圧の日」として正式に制定され、日本記念日協会にも認定・登録されました。

▶「日本高血圧学会」公式サイトはこちら

▶「日本高血圧協会」公式サイトはこちら

そもそも「高血圧」って何?

血圧とは、心臓が血液を全身に送り出すときに血管にかかる圧力のこと。この圧力が慢性的に高い状態が「高血圧」です。

医療機関での測定では、上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上の場合が高血圧とされています。家庭用血圧計では、上が135mmHg以上・下が85mmHg以上が目安です。

血圧の分類はさらに細かく段階があり、上の血圧が120〜129mmHgの「正常高値」、130〜139mmHgの「高値血圧」の段階でも、血管が傷つきやすくなり、高血圧へ進みやすい状態とされています。130mmHgを超えてきたら、すでに注意が必要なサインです。

「高血圧」最大の怖さは「気づかない」こと

高血圧が特に注意すべき理由のひとつが、自覚症状がほとんどないことです。頭痛や動悸などの明らかなサインが出にくいため、「なんとなく調子が悪い」と感じることなく、気づかないまま年月が過ぎてしまうケースが少なくありません。

高血圧を放置し続けると、血管が少しずつダメージを受け、動脈硬化が進行します。その結果、脳卒中(脳出血・脳梗塞)や心筋梗塞、腎不全といった、命に関わる深刻な病気のリスクが高まります。高血圧は、日本人の三大死因に含まれる脳卒中と心臓病、その両方の重要なリスク因子のひとつとされています。

一方で、高血圧が適切にコントロールされれば、脳卒中や心臓疾患、心臓発作のリスクを大きく低減できることが知られています。早めの対処が、確実に将来のリスクを下げることにつながります。

「高血圧」にはどうやって対応すればいい?

高血圧の予防・改善のために、まず取り組みやすいのが生活習慣の見直しです。

血圧を上げる原因として代表的なものが「塩分の摂り過ぎ」と「内臓脂肪の蓄積」です。1日の食塩摂取目標量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされています。漬物やインスタント食品、麺類の汁などに塩分が多く含まれているため、意識して摂取量を抑えることが大切です。

また、カリウムは体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。カリウムを豊富に含む野菜を積極的に取り入れることも効果的で、1日350g以上(小鉢5皿分程度)が目標とされています。

血圧の自己管理には、家庭での定期的な測定が有効です。毎朝起床後1時間以内(食事・服薬の前)と、就寝前に測定するのが基本。同じ条件で測ることで、自分の血圧の変化をつかみやすくなります。

なお、軽度の高血圧であれば、生活習慣の改善だけで血圧が正常範囲に戻ることもあります。ただし、薬による治療が必要かどうか、また目標とする血圧の値は、年齢や持病によって異なります。自己判断せず、気になる方はかかりつけ医に相談することをおすすめします。

まとめ

世界高血圧デーは、自覚症状がないまま進行しがちな高血圧について、改めて考えるきっかけを与えてくれる日です。

「健診で少し高めと言われたけど、そのままにしている」という方も多いかもしれません。この機会に、まず自分の血圧の数値を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。毎日の小さな積み重ねが、将来の健康を大きく左右します。


<参考URL>
https://www.jpnsh.jp/general_0517.html
https://www.city.nara.lg.jp/site/otonanokenkou/9824.html
https://tsuda-clinic.com/info/%EF%BC%95%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%97%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%AB%98%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%83%87%E3%83%BC%E3%80%8D%E3%80%8C%E9%AB%98%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%8D-2/
https://kempo.recruit.co.jp/asp/news2/news.asp?articleid=44332&page=1

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