病院・薬局検索の病院なび

9月15日は「世界リンパ腫デー」。血液のがん・リンパ腫について知る日【今日は何の日】

公開日: 2026年09月15日
アイキャッチ画像
毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」や「啓発の日」が数多く存在します。

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は9月15日、こんな日です。

リンパ腫の認知度を高め、正しい理解を広げていく日

9月15日は「世界リンパ腫デー」(World Lymphoma Awareness Day)です。血液のがんの一種である「リンパ腫」について、多くの人に知ってもらい、患者さんやご家族への支援を広げていくことを目的とした日です。世界各国で、この日を中心にさまざまな啓発活動が行われています。

世界リンパ腫デーは、世界55カ国以上、100以上の患者団体で構成される「世界リンパ腫連合」(Lymphoma Coalition、本部カナダ)によって、毎年9月15日に世界各地で啓発活動が行われています。

制定の目的は、リンパ腫という病気についての認知度を高め、正しい理解を広げていくことにあります。

日本国内では、悪性リンパ腫の患者会である一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパンが中心となり、「ライムグリーンリボンキャンペーン」などの啓発活動を行っています。

また、同法人は国立がん研究センター希少がんセンターと共催で、毎年9月15日前後にセミナーや交流会といったイベントも開催しています。製薬会社などの企業も、この時期に合わせてポスター広告やデジタル広告を通じた疾患啓発に取り組んでいます。

なお、2026年の世界リンパ腫デーのキャンペーンテーマは、「Navigating Lymphoma and CLL Together」です。

リンパ腫についての基礎知識

リンパ腫は、体の免疫を担う「リンパ系」の細胞ががん化することで起こる血液のがんです。

代表的な症状として知られているのは、首や脇の下、足の付け根など、リンパ節が集まっている部位に現れる「痛みのないしこりや腫れ」です。

また、病気が進行すると、気道や血管、脊髄といった体の中の重要な部分がしこりによって圧迫され、息苦しさや血の流れの障害、体の麻痺といった症状につながることもあるといわれています。

リンパ腫は病型によって症状や進行の速さが異なります。気になる症状が続く場合には、放置せず医療機関に相談することが大切です。

しかし、リンパ腫では、痛みを伴わない腫れやしこりが現れることがあります

だからこそ、こうした啓発の日を通じて、病気そのものの存在や症状について知っておくことには意味があります。それは自分自身のためだけでなく、家族や身近な人の変化に気づくきっかけにもなり得るからです。

世界リンパ腫連合や日本国内の患者会が、国や企業と連携しながら情報発信を続けているのも、こうした「知ることの大切さ」を広く届けたいという思いからだと考えられます。

まとめ

9月15日の「世界リンパ腫デー」は、血液のがんであるリンパ腫について、世界中の人々が理解を深めるための日です。

世界リンパ腫連合や国内の患者会、医療機関、企業が連携しながら、啓発活動を通じてこの病気への理解を広げようとしています。

痛みのないしこりや腫れといった、見過ごされやすいサインについて知っておくこと。それが、自分自身や大切な人の健康を守る、小さいけれど確かな一歩になるのではないでしょうか。


<参考URL>
https://group-nexus.jp/nexus/?p=6863
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/Seminar_event/MTE/0182/0195/index.html
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/news/20220902000000.html
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/Seminar_event/MTE/0149/0162/index.html

関連記事

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。