1か月以上前からの「ひび・あかぎれ・しもやけ」原因は?何科を受診するべき?

目次
1か月以上前からの「ひび・あかぎれ・しもやけ」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- うつ病
- うつ状態
- 不安障害
- 皮膚炎
- 適応障害
など
また、「ひび・あかぎれ・しもやけ」に加えて、約3割の方が「手がかゆい 」感じていて、さらに1割以上の方が「手の肌あれ」「手に発疹がある」「皮膚がヒリヒリする・痛い」「皮膚のかぶれ・あせも」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 皮膚科
- 内科
- 心療内科
- 精神科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
手のひらの皮膚が割け全身に発疹が出ています
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
アトピー性皮膚炎ならば、これらの処方は間違っていません。一般的な処方です。手のひらが硬くなったのは炎症が慢性化して、乾燥したからだと思います。
パスタロンという薬が効果があります。ただし少ししみますが我慢して下さい。パスタロンを外用してみてはいかがでしょうか。
手根部のかゆみと皮のめくれ
手のひらの手根部と足のかかと部分に、最初はプツプツと小さいデキモノができ、かゆみの症状が出ました。痒くて掻いてしまうと数日後には皮がめくれて乾燥し、あかぎれのようにただれました。今は、だんだんとただれている部分が広がってきています。
足の方は、手の症状があらわれる1か月前ぐらいから出ています。インターネットで調べると、汗疱という病気がヒットしたのですが、本当にこの病気なのでしょうか?仕事上、手を使うので、手のひらの皮のめくれだけでも治したいです。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
症状から考えると、手のひらや指の横、足の裏などに小さな水ぶくれができる「汗疱(かんぽう)」の可能性が高いと思われます。
汗疱はかゆみやヒリヒリ感を伴い、水ぶくれが破れたり掻いたりすると湿疹になります。汗が多くなる季節に起こりやすく、汗をかきやすい体質の方にみられやすい症状です。治療は主にステロイドの塗り薬で、市販薬で改善しない場合は皮膚科での処方が必要です。
また、金属アレルギーが関係することもあるため、心配な場合は皮膚科で検査を受けると安心です。症状が長引くと水虫などの感染が重なることもあるため、悪化や改善が乏しい場合は早めに皮膚科に相談してください。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
高温多湿な環境では、汗疱は起こりやすくなります。一般的に痛みやかゆみを伴い、表皮が大きく剥がれることも少なくありません。汗疱そのものに対する決定的な治療法はなく、高温多湿を避けることや、できるだけ汗をかかないようにすることが予防として重要です。
現在は表皮が剥がれて真皮が露出し、そこにアレルギー反応が起きている状態と考えられます。そのような場合には、ステロイド軟膏などの外用薬が効果的です。
ただし、金属アレルギーなどが関与している可能性もあるため、可能であれば皮膚科に相談することをおすすめします。
手荒れと赤い斑点が出ています
飲食店で働いており水仕事が多く、もともとアトピー体質で皮膚が弱いため、1年ほどで手荒れが悪化し、赤切れやかゆみ、指紋がなくなるなどの症状が出ました。
皮膚科を受診し、塗り薬(ザーネ軟膏、白色ワセリン、ダイプロセル軟膏、アクアチム軟膏)と放射線治療を受けましたが、症状は改善しませんでした。その後、別の皮膚科で別の塗り薬(アンフラベート0.05%軟膏、5%サリチル酸ワセリン軟膏)を処方され使用を始めたところ、腕や足に大きな斑点が出てきました。
薬が合わない可能性を考えて再受診し、飲み薬(ヒスタブロック、ザイザル)を処方されて毎日服用しましたが、さらに斑点が体のさまざまな場所に広がってきています。症状が続いておりとても不安を感じています。
最寄りの診療所・クリニックでアレルギー科または皮膚科の受診を推奨します。
手荒れの薬が原因とは考えにくいと思います。保湿して、ステロイドやタクロリムスの外用が一般的です。また放射線ではなく紫外線、エキシマライトだと思いますが、これも有用です。謎の斑点は、蕁麻疹かもしれません。皮膚科やアレルギー科で相談てみてください。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
最初に受診した皮膚科で処方されたアクアチム軟膏は、ある程度効果があったように思われます。ふたつ目の皮膚科ではステロイド外用薬のみであったため、膿痂疹のような皮疹が広がってしまった可能性があります。
飲食業での水仕事や手荒れが続くと皮膚炎が悪化し、生魚を素手で扱うことで魚アレルギーを発症する場合もあります。手荒れ対策としては、こまめな保湿、洗剤を使う作業をできるだけ避けること、掻いたり皮をむいたりしないことが大切です。
皮膚科を変えても治療内容は大きく変わらないことが多いため、通いやすい皮膚科で治療を継続されることをおすすめします。
発疹、あかぎれ、デリケートゾーンの炎症
もともとアレルギー体質で肌荒れが続いており、夏は汗疹、冬は乾燥によるあかぎれを毎年繰り返しています。
手と首の付け根には季節を問わず発疹とかゆみがあり、最近はデリケートゾーンにも同様の症状が出て、とくに強いかゆみがあります。症状は約3週間続いており、自然に治らないため受診を検討しています。性交渉は行っていません。
手と首は以前処方された薬がありますが、デリケートゾーンの炎症は泌尿器科でよいのか、全身の肌荒れとして別の診療科を受診すべきか迷っています。見た目はカンジダ症に近く感じており、受診先についてアドバイスを希望しています。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で皮膚科の受診を推奨します。
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などの皮膚疾患が疑われます。デリケートゾーンにも症状があるお辛いと思いますが、全身の症状ととらえて今回に関しては、泌尿器科よりも皮膚科受診がふさわしいのではないかと考えます。
市販薬での対処は困難と思われますので、なるべく早めに皮膚科を受診することをおすすめします。それまでは、アレルギーを抑える市販薬(アレグラなどの内服)で何とか抑えたほうがいいかもしれません。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で皮膚科の受診を推奨します。
皮膚症状については場所に関わらず皮膚科で対応してもらえます。そのため、かかりつけがおられるのであれば、そちらでご相談いただいて問題ありません。
しもやけがよくなりません
しもやけの症状が一向改善されず、今は赤く腫れてあかぎれのような感じです。かゆみはありません。手を握ると引っかかります。何か対策があれば教えていただきたいです。両手小指と人差し指です。ステロイド剤でしょうか?
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で皮膚科の受診を推奨します。
赤く腫れているということは、少し炎症があると思います。そのため、短期的にステロイドを塗る方が治りが早いかもしれません。皮膚科の医師に診てもらって、具体的なステロイドのランクを決めてもらえるとベストです。
また、基本の処方は、ビタミンEの塗り薬やヒルドイドの塗り薬、冷えを治す漢方薬(当帰四逆加呉茱萸生姜湯)です。これらは薬局に売っているので購入しましょう。またお湯で温めるのはとてもよいので、1日3回程度、10分ずつ、暖かいお湯に手をつけてください。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で皮膚科の受診を推奨します。
あかぎれの症状に対しては皮膚の乾燥や油脂の欠乏が原因になります。そのため、保湿剤を使用するなどして保護するのがよいでしょう。他にも血流障害が原因となる場合もあるため、保温や漢方薬の使用も検討してください。
手の甲の湿疹や赤み
食品加工工場でゴム手袋を着用して働いており、手の乾燥を感じたため約2か月前からゴム手袋の下に綿手袋を使用しました。すると汗で濡れた影響と思われ、両手の甲全体に細かいぶつぶつが出て、かゆみやピリピリした痛みが出現しました。綿手袋は中止しましたが、汗をかきやすい作業環境のため症状は改善せず、ぶつぶつはあかぎれや赤みに変化しました。
皮膚科を受診しレスタミンクリームを使用しましたが、ざらつきを感じて中止し、その後は自己判断でフルコート軟膏を使用しました。症状はよい日と悪い日を繰り返し、仕事後や入浴時に赤みと刺激感が強く出ます。
2週間前に別の皮膚科で内服薬を処方されましたが、はっきりした改善はなく、現在も完治せず不安を感じています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
記載されている症状だとステロイド外用剤が必要だと思います。しばらくは続けてみてください。あとは作業中の手袋ですが、一般的にはゴム手袋の下に綿の手袋をするのはよいとされています。手荒れのひどい人などにそうしてもらっています。
しかし、濡れるとゴムの成分が溶け出して湿疹を起こす可能性があります。濡れないように注意してゴム手袋と綿の手袋がよいと思います。あとはかぶれにくいニトリルの手袋を使うなどがよいかもしれません。
最寄りの病院で皮膚科の受診を推奨します。
接触皮膚炎、汗疱性湿疹などの湿疹皮膚炎群を疑います。基本は外用と止痒剤内服です。自分に合う薬剤を探す必要があります。そのため、もう一度皮膚科の受診をおすすめします。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

アトピーの持病があり、皮膚科で外用薬を使用していましたが、3月初めに上半身に赤い発疹が出現しました。別の外用薬を1週間使用しても改善せず、発疹は手足にも広がったため再受診し、弱めの外用薬と飲み薬が処方されました。
現在は全身の赤みはやや落ち着いてきていますが、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しています。
一方で手のひらの皮膚が硬くなって割れ、痛みが強く日常生活に支障があります。皮膚がむけてきれいに治るのか、また現在の治療方針でよいのか不安を感じています。アレルギー検査ではスギとハウスダストに反応があり、他の診療科を受診すべきか悩んでいます。