子どもの「唇の荒れ・痛み・腫れ」原因は?何科を受診するべき?

目次
子どもの「唇の荒れ・痛み・腫れ」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 口内炎
- 口唇裂創
- 口唇打撲傷
- アレルギー
- じんま疹
など
また、「唇の荒れ・痛み・腫れ」の症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約8割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 小児科
- 耳鼻いんこう科
- 歯科口腔外科
- 皮膚科
- 形成外科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
舌の先や下唇の口内炎の痛み
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
記載されています症状や状況から推察をしますと、基礎疾患としてベーチェット病がないかどうか、あるいは単純ヘルペスウイルス感染症を認めている可能性を疑って一度精査をしておくことが望ましいと思います。
ベーチェット病は、口内炎だけでなく、消化性潰瘍(胃潰瘍など)、外陰部潰瘍なども来しやすいので、もしもこれらに思い当たることがあればベーチェット病の可能性が更に疑われます。
醤油など患部に物理的な刺激を与えないようにしてください。お近くの内科を受診されることを強くおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで小児科または耳鼻いんこう科の受診を推奨します。
お子さんの口内炎、舌炎ですね。子どもの口内炎の種類と特徴として
①精神的ストレス、ビタミン不足などで起こるアフタ性口内炎
②ウイルス性口内炎(ヘルペス性歯肉口内炎・ヘルパンギーナ)
③真菌(カビ)の一種のカンジダで起こる口内炎
④物理的刺激、口内環境が不衛生なとき、熱い食べ物で火傷したときに起こるカタル性口内炎
などがあります。小児科か耳鼻科で診てもらうとよいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで耳鼻いんこう科または歯科口腔外科の受診を推奨します。
繰り返し発症している、強い口内炎のようですので、確かに専門的な治療は必要と考えます。舌炎の要素もありそうです。
栄養状態やビタミン類の摂取不足という問題はないとは思うのですが、食事の内容の見直しと、直ちに受診して適切な治療を受けてください。
耳鼻いんこう科もしくは歯科口腔外科の病院かクリニックの受診をおすすめします。このような場合は、悪化して状況が悪くなることも想定し、なるべく早めに受診していただいた方が良さそうです。
唇と口の中を深く切った
3歳の息子が自転車に乗ろうとして転倒し、サドルに直撃して唇を切ってしまいました。
切った傷が深く2ミリ位あり、腫れていて内出血しており、水ぶくれのようなものもあります。
病院を受診した方がよいですか?またその場合、小児科ではなく口腔外科を受診した方がよいのでしょうか?
最寄りの診療所・クリニックで耳鼻いんこう科の受診を推奨します。
現時点で止血しているなら救急の受診は必要がありません。明日の午前中でよいと思います。小児科は基本的に小児内科なので外傷は専門外です。
口腔外科は歯医者であり、あくまで歯だけ診る専門で医師ではありません。口腔内の傷や疾患は耳鼻咽喉科が専門です。
明日、耳鼻咽喉科クリニックの受診をおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで救急科の受診を推奨します。
縫合が必要かどうかによります。口唇の切傷が深く、縫合が必要な状態なら救急で診察が必要ですし、縫合が必要でないなら、診察は特に必要ないので経過観察でもよいと思います。
唇周辺が腫れ上がっている
昨日の夜中3時頃より、左の上唇周辺が腫れてきた。1日経過した現在も腫れが引きません。腫れている箇所に違和感があります。
病院を受診した方がよいでしょか?何科を受診すればいいのでしょうか?
最寄りの診療所・クリニックで耳鼻いんこう科の受診を推奨します。
唇の腫れの原因として、顔面・口唇をぶつけた、果物を食べた、歯磨きをしたなど、思い当たることはありますか?
口唇の腫れのみなら問題ないですが、のどの奥まで腫れると、呼吸が苦しくなることがありますので、経過をもうしばらく見ていた方がよいかもしれません。
診てもらう科は耳鼻咽喉科でよろしいかと思います。心配なら総合病院や大学病院の耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
最寄りの診療所・クリニックで耳鼻いんこう科またはアレルギー科の受診を推奨します。
アレルギー性鼻炎などがあると果物などを食べたあと口唇が腫れることがあります。アレルギーが原因とされています。また、口唇にキズがあればそこから感染を生じて腫れることもあります。耳鼻科受診されることをおすすめします。
歯科治療後に上唇が腫れた。
2日前、歯が欠けたことで細菌感染してしまった左前歯の神経を抜く治療をしました。治療の為、前歯の裏側の穴に詰め物をして1週間後に受診予定でした。
その日に左上唇が腫れ、上唇全体、左頬(目の下辺りまで)と腫れが広がりました。痛み、痒みはないです。かかりつけ歯科医を受診し、原因が特定できないので、とりあえず鎮痛薬を飲むのはやめるようにとの診断。
翌朝、腫れは少しひいたものの元には戻らず、腫れが左目周辺に移り左目がぼったりしている。
原因がわからず怖い。アレルギーだとした場合、こんなにも長い間腫れが続くものなのでしょうか?何科を受診していいのかわからない。
最寄りの病院で耳鼻いんこう科または歯科口腔外科の受診を推奨します。
感染の波及ではないでしょうか?鎮痛剤のみで抗生物質の処方はなかったのでしょうか?それかリンパ管の閉塞などが考えられます。麻酔による血管運動の神経が麻痺して、うっ血した可能性もあります。
一番心配なのは感染によるものです。レントゲン撮影などで感染の可能性があるか検査が必要になるかもしれません。歯科口腔外科もしくは、耳鼻科受診されたらどうでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
翌朝腫れたのであれば、じんま疹が最も考えられます。そのほかに歯の細菌感染が顔に広がるなどもありますが、それなら痛みがありますし、赤みも強くなります。
じんま疹とすれば、麻酔薬もありますが、鎮痛剤が最も頻度が高そうですので、鎮痛剤を変えてもらうのでよいと思います。
また普通のじんま疹は1日で引きますが、顔のじんま疹は、クインケ浮腫と言って痒みがなかったり、数日腫れが続いたりしますので、時間を待ってみてはいかがでしょうか。ご心配なら皮膚科を受診されることをおすすめします。
上唇を切って、腫れてしまった。
7ヶ月の赤ちゃんなのですが、つかまり立ちをしていて転び、唇を切ってしまいました。歯茎に血豆見たいなのができ、唇が腫れています。どうしたらいいのかがわからないです。病院にかかった方がいいでしょうか?
平常通り(様子をみる)を推奨します。
出血が既に止まっているのであれば、このまま様子を見てもよいと思いますよ。自然に回復します。血豆くらいであれば、今後悪化するようなこともないでしょうから様子をみましょう。
ぐったりしている、再度出血して止まらないなどあれば、口腔内の問題ですので耳鼻科を受診するとよいですよ。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
流血しているわけではないようですので、様子をみられてもいいかと思います。今、機嫌はいいでしょうか。頭部を打撲したなど、唇以外の、他の箇所を打ったなどの症状はおありでしょうか。
もし機嫌が悪く、食欲もない、水分摂取も不可能、という状態なのでしたら、早急に小児科にてきちんと診てもらわれたほうがいいかと思います。お大事になさってください。
唇を噛むのが癖になり、腫れている
3日前に右下唇を噛み出血。唇半分が腫れ上がり、1日ほどで腫れはひいた。そのうち口内炎のようなものになった。しかし、その後も繰り返し噛み治る気配がない。本人も痛いのか起床後、30分ほど泣き叫ぶ日が続いた。
昨日、今度は逆の左下唇を噛んで同様の口内炎状になった。その後も左右どちらかの唇を噛んで出血させている。この繰り返しのため、治る気配がない。受診すべきか。またどこへ行けばみてもらえるのか?
最寄りの診療所・クリニックで耳鼻いんこう科の受診を推奨します。
食事に支障がある可能性があるので、口のトラブルは早めに治してあげたいですね。
噛んでしまったための口唇裂傷のような状態が疑わしいかも知れません。粘膜の傷は比較的早く治りますが、傷が深めだったようで、だいぶ口唇が腫れてしまったことで、その痛みや腫れをかばうような口の動きが、今度は逆側を傷つけたような経過ではないかと思います。
いずれにしても、気せずに触らないようにしてくれるとよいので、お子さんの注意を何か別のものに、気をそらすような工夫を考えるとよいかも知れません。受診先としては、耳鼻咽喉科での診察が妥当でしょう。
最寄りの診療所・クリニックで小児科または歯科口腔外科の受診を推奨します。
病気というより、精神的な要因によって唇を噛むことが癖になってしまってると思われます。
大人であればマウスピースを装着して、唇を噛んでしまっても傷にならないように対処することは可能ですが、小さなお子さんですのでマウスピースは困難であると思います。
お口の傷だけであれば、歯科口腔外科が該当するかと思いますが、心理的な要素をどうにかすることのほうが重要であると思います。小児科を受診されて総合的に判断していただくのが望ましいかもしれません。
ただ、唇の傷が深い場合には歯科口腔外科なのでご相談を別に設けていただいた方が宜しいかと思います。
最寄りの診療所・クリニックで小児歯科または小児科の受診を推奨します。
上の歯で下唇を噛む癖(咬唇癖)は、注意して観察すると比較的よく見られる癖です。
もともと上の歯が突出している子どもでは、自然に上下の前歯の間に下唇が入りやすく、日常的に下唇を吸ったり噛んだりする癖が見られやすいものです。奥歯が生えても咬唇癖が続いていると、噛み合わせが悪くなっていきます。
注意することでやめられる場合もありますが、子ども本人がやめる必要性を感じなければ、隠れて行うことにもなりかねません。
咬唇癖は指しゃぶり以上にやめるのが難しい癖です。唇を噛んで気分解消をはかる場面を減らしていけるといいですね。相談するならば小児歯科、小児科の先生でしょう。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

口内炎ができやすい体質のようですが、舌の先、下唇に口内炎ができ、痛みが強いようです。
以前、市販薬の軟膏を塗りましたが気持ち悪かったようですぐに塗らなくなってしまいました。
唇も乾燥のためか、荒れている状態です。何科を受診したらよいかわかりません。