数日前からの「手がかゆい」原因は?何科を受診するべき?

目次
数日前からの「手がかゆい」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- じんま疹
- 皮膚炎
- 接触皮膚炎
- 発疹
- アレルギー
など
また、「手がかゆい」に加えて、3割以上の方が「手に発疹がある」、1割以上の方が「脚がかゆい」「腕がかゆい」「足に発疹がある」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 皮膚科
- 内科
- アレルギー科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
手の甲や腕に広がるかゆみと細かいぶつぶつ
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
症状からは、皮脂欠乏性皮膚炎や貨幣状湿疹などの湿疹性疾患が疑われます。貨幣状湿疹では、かき続けることで発疹が周囲へ広がることもあります。
正確な診断には、皮膚科で発疹の状態を確認することが大切です。治療はステロイド外用薬が中心になることが多いでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
手の甲や腕のかゆみや発疹は、洗剤や化粧品など身の回りの物質による接触皮膚炎の可能性があります。
まずは刺激となるものをできるだけ避け、手元にステロイド外用薬があれば使用して様子を見てもよいでしょう。
改善しない場合は皮膚科を受診し、必要に応じてパッチテストで原因を調べることをおすすめします。
金属アレルギーによる手首の湿疹や強いかゆみ・痛み
1週間ほど前から手首に湿疹ができました。仕事で配管の撤去作業を行うことによる、金属のさびや薬液、手袋による蒸れが原因ではないかと考えています。
もともと金属アレルギーがあり、現在は赤く腫れて強いかゆみや痛みがあり、ときどき黄色い浸出液も出るため、症状の悪化を心配しています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
仕事中に金属や薬液へ繰り返し触れることで起こる接触皮膚炎が疑われ、金属アレルギーも関与している可能性があります。
黄色い浸出液があることから細菌感染を合併している恐れもあるため、早めに皮膚科を受診してください。
受診までの間は患部を清潔に保ち、ステロイド配合外用薬や保湿剤を使用し、必要に応じて抗ヒスタミン薬でかゆみを抑えることがすすめられます。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
アレルギーによる皮膚炎に細菌感染が加わり、化膿し始めている可能性があります。
抗菌薬による治療や感染の評価が必要になるため、できるだけ早く皮膚科を受診してください。
あわせてアレルギーの原因についても検査や治療を受けることが望ましいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
症状からは接触皮膚炎が疑われ、まずはステロイド外用薬による治療が必要と考えられます。細菌感染を伴っている場合には抗菌薬も必要になります。
原因となる金属アレルギーの有無を確認するため、皮膚科で金属パッチテストなどの検査を受けることをおすすめします。
絆創膏のかぶれによる発疹や強いかゆみ
5日前に左手の甲をけがして絆創膏を貼っていましたが、3日前に剥がした後から、貼っていた部分に細かい発疹が多数できました。
普段は症状が軽いものの、ときどき強いかゆみが現れ、なかなか改善しないため、適切な対処法を知りたいと考えています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
絆創膏による接触皮膚炎(かぶれ)が考えられます。治療にはステロイド外用薬が有効なことが多いため、市販薬を試してみてもよいでしょう。
十分な改善が得られない場合や症状が続く場合は、皮膚科で診察を受けることをおすすめします。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
高温や湿気の影響で絆創膏によるかぶれを起こした可能性があります。患部は何も貼らず清潔に保ち、できるだけ掻かずに数日様子を見てください。
改善しない場合や悪化する場合には、皮膚科を受診して適切な治療を受けることが望ましいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
絆創膏の粘着剤による接触皮膚炎が疑われます。
浸出液や強い痛みがなければ、傷口を避けて弱めのステロイド外用薬を塗り、通気性のよいガーゼで保護すると改善が期待できます。
それでも症状が続く場合は、皮膚科で診察を受けてください。
ハチに刺されたことによる手のかゆみや痛み、腫れ
1週間前にアシナガバチに右手の人差し指と中指を刺され、薬を処方されて一度は腫れが治まりました。
しかし数日前から再びかゆみや痛みが現れ、腫れも出てきました。処方された塗り薬を続けるべきか、再受診が必要か迷っています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
ステロイド外用薬を症状が軽くなった時点で中止すると、炎症が再燃することがあります。症状が十分落ち着くまでは外用を継続しましょう。
また、患部を冷やすこともかゆみの軽減に役立ちます。塗り薬を続けても改善しない場合は、皮膚科を受診して治療内容を見直してもらうことをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
ハチ刺されで症状が強い場合は、ステロイドの内服が必要になることもあります。
新たな虫刺されがなければ自然に改善する可能性もありますが、外用薬を2日ほど使用しても症状が改善しない場合は、皮膚科を受診し、追加の治療が必要か確認してもらうとよいでしょう。
月経前・排卵日前に現れる両手や指の激しいかゆみ
月経前や排卵日前になると両手や指に激しいかゆみが起こり、夜も眠れないほどになります。朝にはかゆみが軽くなる一方で、手全体が腫れぼったくなり、2~3日で自然に治ります。
周期的に繰り返すため、どの診療科を受診すべきか悩んでいます。
最寄りの診療所・クリニックで婦人科の受診を推奨します。
月経に関連して起こる症状や、手に現れるむずむず脚症候群の一種が考えられます。
まずは婦人科で月経随伴症候群について相談し、その後、心療内科や脳神経内科で詳しく診てもらうことをおすすめします。適切な診断を受けることで症状の改善が期待できます。
薬診が疑われる咳や鼻水、手のかゆみ・痛み
3~4日前から喉の痛みがあり、市販の風邪薬を服用しました。
その後、咳や鼻水が出始めるとともに、手や足の甲、手首や足首が赤く腫れ、強いかゆみと痛みが現れました。
同じ薬で以前にも同様の症状があったため、薬の副作用やアレルギーではないかと心配しています。
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
以前にも同じ薬で症状が出たことから、薬疹の可能性が高く疑われます。原因と思われる薬はすぐに中止し、今後も服用を避けるようにしてください。
内科を受診し、症状に応じた治療や代替薬の処方を受けることが望ましく、受診時には服用した薬を持参すると診断の参考になります。
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
アレルギー性皮膚炎や薬剤によるアレルギー反応が考えられるため、早めの受診が必要です。
休日であっても休日診療所や救急外来など内科を受診し、症状の評価と適切な治療を受けることをおすすめします。
洗剤やアルコールによる手首の発疹、強いかゆみ
数日前から手の甲や手首の内側に細かい発疹ができ、強いかゆみがあります。
産後8か月で育児や家事をしながら、洗剤やアルコール消毒を頻繁に使用しており、それらが原因ではないかと考えています。
ワセリンだけでよいのか、皮膚科を受診すべきか悩んでいます。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
アルコール消毒や頻繁な手洗いによる乾燥から湿疹を生じている可能性があります。ワセリンだけでは改善しにくく、ステロイド外用薬による治療が必要と考えられます。
市販薬で応急的に対応し、改善しない場合は連休明けに皮膚科を受診してください。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
洗剤や消毒による皮脂欠乏性皮膚炎や、手袋などによる接触皮膚炎が考えられます。保湿のためワセリンを使っても問題ありませんが、湿疹がある場合はステロイド外用薬のほうが効果的です。
症状が改善しない場合は、皮膚科で診察を受けることをおすすめします。
水虫による足から手、顔に広がる発疹・水泡やかゆみ
約1か月前から右足の小指に水疱やただれがあり、市販の水虫薬を使用していましたが悪化したため皮膚科を受診しました。
現在は検査のため薬を中止していますが、その後、数日前から手や顔にも発疹や水疱が広がり、かゆみが強くなってきたため、不安を感じています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
症状は水虫だけでなく、汗疱性湿疹や水虫薬によるかぶれ、自家感作性湿疹などの可能性があります。
正確な診断には白癬菌の顕微鏡検査が必要なため、水虫薬は中止したまま早めに皮膚科を再受診し、原因を確認したうえで適切な治療を受けることが大切です。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
市販の抗真菌薬を中止したことで検査はしやすくなりますが、顔や手の症状が白癬によるものかどうかは顕微鏡検査で確認する必要があります。
症状が悪化しているため予約日を待たずに皮膚科を再受診し、適切な診断と治療を受けてください。受診までの間は自己判断で水虫薬を再開しないことが望ましいでしょう。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

数日前から手の甲や腕にかゆみがあり、最近は顎にも症状が広がっています。特に手の甲には細かいぶつぶつができ、水が触れると赤みが強くなるように感じます。
日常生活の中でもかゆみが気になっており、原因や適切な対処法について知りたいと考えています。