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子どもの1か月以上前からの「気が滅入る・憂鬱である」原因は?何科を受診するべき?

公開日: 2026年09月08日
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子どもの1か月以上前からの「気が滅入る・憂鬱である」について寄せられた相談から、原因や何科を受診すべきかなど、医師の回答をご紹介します。

子どもの1か月以上前からの「気が滅入る・憂鬱である」…原因は?

寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。

疑われる疾患など

  • うつ病/うつ状態
  • 起立性調節障害
  • パニック障害
  • 過敏性腸症候群

など

また、「気が滅入る・憂鬱である」に加えて、約5割の方が「不安が強い」、3割以上の方が「ストレスを感じる」、約2割の方が「イライラする」「寝られない・不眠」といった症状を訴えていました。

受診は必要?

医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。

受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。

推奨される診療科

  • 精神科
  • 心療内科
  • 小児科

など

以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。

気分の落ち込みや無気力、希死念慮

13歳・男児13歳・男児 のアイコン

中学2年生の息子についての相談です。

友達と話しているときは明るく元気ですが、一人で家にいるとゲームや動画、テレビを見ているうちに気分が沈み、やる気がなくなって「すべてが嫌になる」と話します。ときどき「死にたい」「自分が嫌だ」と言うこともあります。

学校を休んだり、塾へ行こうとしても動けなくなったりすることがあり、明るいときと暗く無気力なときの差もあります。本人は薬を飲んで落ち着きたいと言っています。

最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

詳しく診察しなければ断定はできませんが、何らかのストレスが精神的な不安定さの原因になっている可能性があります。

「死にたい」という気持ちも出ているため、単なる思春期の気分変化として様子を見るのではなく、児童・思春期を専門とする精神科を受診して相談することをおすすめします。

専門医については、日本児童青年期精神医学会の認定リストなどを参考にするとよいでしょう。

最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。

小児科小児科 のアイコン

13歳のお子さんに気分の変動や無気力がみられ、「死んでしまいたい」という気持ちになることもあるとのことですね。

いただいた症状から、精神的な不調が疑われます。特に希死念慮があることを考えると、本人がつらさを抱え込まないようにしながら、できるだけ早めに精神科を受診して、状態を評価してもらうことをおすすめします。

無気力や気分の落ち込み、自傷行為

14歳・女児14歳・女児 のアイコン

14歳の娘についての相談です。

1か月ほど前から朝に部屋で泣き出し、一日中寝ている状態になりました。その後、手首の外側をリストカットしていたことが分かりました。いったん明るくなったものの、学校へ行こうとすると朝から気分が落ち込み、登校できない状態が続いています。

午前中だけ登校できた日は楽しめたものの、その後は疲れて一日中寝てしまいました。

家では明るく過ごせることもあり、友達とはSNSで交流していますが、気分が落ち込むと食事も取らず、感情も不安定になります。

最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。

内科内科 のアイコン

記載された症状からは、精神的に病的な状態に陥っており、うつ病の可能性が高いと考えます。

自分や家族の頑張りだけで改善することは難しく、かえって精神的な負担が強まる可能性があります。

特に、すでにリストカットをしているため、再び自傷行為をする危険にも注意が必要です。受診の必要性は非常に高いと考えられるため、早めに精神科などで診察を受けることをおすすめします。

平常通り(様子をみる)を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

学校生活以外では比較的普段の生活が保たれていることから、学校生活への適応障害が考えられます。

学校に対する苦手意識が強いのであれば、保健室や別室への通学など、現在とは異なる登校方法を学校側と相談してみてください。

スクールカウンセラーの利用も選択肢になります。学校との関わり方を調整しながら、お子さんの負担を減らしていくことが大切です。

気分の落ち込みと自傷行為

13歳・女児13歳・女児 のアイコン

1カ月ほど前から些細なことで気分が落ち込み、「もう自分は無理」「周囲に迷惑をかけていて最低だ」と考えてしまいます。

自分に腹が立つと腕を切ってしまうこともあり、2週間ほど前から自傷行為が続いています。

家族に相談したことはありますが、「笑えるなら大丈夫」と言われ、否定されるのが怖くて十分に相談できません。

笑うことはありますが、本当に大丈夫なのか、私の頑張りが足りないのか、考えすぎなのか悩んでいます。

最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

直接診察しないと確定できませんが、何らかの要因による抑うつ状態の動揺が疑われます。

適応障害、不安障害、気分障害、発達特性、月経関連や内分泌疾患など、さまざまな可能性を考える必要があります。

まずは児童を専門とする精神科で診断を受け、適切な対処法を相談してください。身体症状があれば小児科で身体疾患を除外することも大切です。

受診までは十分な休息を取り、学校や家庭などの環境調整も検討してください。

最寄りの診療所・クリニックで精神科または心療内科の受診を推奨します。

内科内科 のアイコン

症状や経過から、精神的な不調による抑うつ状態が疑われ、うつ病の可能性が高いと考えます。

自分自身の頑張りや我慢だけで改善することは難しく、精神的なストレスによってさらに悪化する可能性があります。

腕を切る行為もみられているため、受診の必要性は高いです。できるだけ早く精神科または心療内科を受診し、現在の状態について診断と治療方針を相談することをおすすめします。

分離不安やHSC、発達障害の疑いがある登校渋り・過緊張・落ち込み

6歳・男児6歳・男児 のアイコン

6歳の息子が小学校に入学してから、毎朝「学校に行きたくない」と泣き、母親と離れたくないと訴えています。

もともと繊細で、友達の些細な言葉や行動にも深く傷つき、嫌なでき事を何度も思い返す傾向があります。集団では強く緊張し、帰宅すると精神的に疲れているようです。

完璧主義で、自分を「世界で一番下」「死んだ方がいい」などと責めることもあります。母子分離不安やHSC、発達障害などがないか、受診すべきか悩んでいます。

最寄りの診療所・クリニックで精神科または心療内科の受診を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

小学校入学後は人との関わりが増え、それまで見えにくかった発達上の特徴や不安が表れやすい時期です。

お子さんには学校での強い不安や自己否定がみられるため、早めに発達を専門とする小児科、または児童専門の精神科を受診し、正確な診断と対応方法を相談することをおすすめします。

児童精神科は予約が取りにくい場合があるため、受診を考えるのであれば早めに予約するとよいでしょう。

最寄りの診療所・クリニックで心療内科の受診を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

学校へ行きたい気持ちはあっても、学校に近づくと強い不安や恐怖が生じて登校できなくなる状態は、不登校につながる不安反応の一つと考えられます。

まずは家庭内の緊張を和らげ、登校できなかった日は学校の話題を避けて十分に休ませるなど、親子双方の不安が強まる悪循環を防ぐことが大切です。

受診する場合は、児童思春期外来があり、不登校の相談に対応する心療内科や精神科がよいでしょう。

ストレスによる気分の落ち込みや腹痛、うつ症状

11歳・女児11歳・女児 のアイコン

11歳の娘についての相談です。

最近、祖母との関係が悪く「家にいたくない」と毎日のように泣いています。すぐに家を出ることは難しいため準備を進めていますが、家庭内のストレスが強く、腹痛を訴えることもしばしばあります。

ちょうど二次成長が始まる時期でもあるため、成長による変化なのかストレスによるものなのか分かりません。

軽いうつ症状もみられるため、子どものうつ病ではないか心配しています。

最寄りの診療所・クリニックで小児科の受診を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

ご家族との関係による強いストレスから、心の不調が身体症状として現れる「身体化」が起き、腹痛につながっている可能性があります。症状からは適応障害が考えられます。

家庭内の環境だけでなく、お子さんの精神状態についても評価してもらう必要があります。

小児神経科、または児童・思春期を診療している心療内科や精神科を受診し、状態に応じた支援について相談することをおすすめします。

最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。

内科内科 のアイコン

記載された症状や家庭環境から、精神的に不調な状態に陥っている可能性があり、うつ病またはうつ状態が考えられます。

本人の頑張りや我慢だけで改善するとは限らず、強いストレスが続けばさらに症状が悪化することもあります。

家庭で無理に乗り越えようとせず、医療機関で現在の精神状態を評価してもらうことが大切です。

早めの受診をおすすめします。

無気力や気分の落ち込み、希死念慮

13歳・男児13歳・男児 のアイコン

13歳の息子についての相談です。

最近、「死にたい」と口にするようになり、学校を早退することもあります。朝起きても覇気がなく、言われないと行動せず、食事中も集中できません。勉強をせず、自分のやりたいことばかりしているように見えます。

思春期による一時的な変化なのか、それとも精神科を受診したほうがよい状態なのか分からず悩んでいます。

毎日同じことの繰り返しで、親子で顔を合わせることにもつらさを感じています。

最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。

内科内科 のアイコン

記載された症状からは、精神的に病的な状態に陥っている可能性が高く、うつ病が疑われます。単なる思春期の気分変化として様子を見るのではなく、医療機関で状態を評価してもらうことが重要です。

本人が頑張ったり我慢したりするだけでは改善が難しく、ストレスによって悪化する可能性もあります。特に「死にたい」という発言があるため、受診の必要性は非常に高いと考えます。

最寄りの診療所・クリニックで心療内科の受診を推奨します。

精神科・神経科精神科・神経科 のアイコン

現在の様子からは、うつ状態の可能性が考えられます。

「死にたい」という気持ちが続いている場合には、本人が安心して生活できるよう周囲が支えながら、できるだけ早く児童精神科や思春期外来を受診してください。

また、学校での様子や人間関係などが影響している可能性もあるため、学校にも相談し、スクールカウンセラーなどの支援につなげることをおすすめします。

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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。