数日前からの「食欲がない」原因は?何科を受診するべき?

目次
数日前からの「食欲がない」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 胃腸炎
- 不安障害
- うつ病/うつ状態
- 頭痛
など
また、「食欲がない」に加えて、約3割の方が「吐き気がする・嘔吐する」と感じていて、さらに約1割以上の方が「だるい・倦怠感がある」「寝られない・不眠」「気が滅入る・憂鬱である」「不安が強い」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした
推奨される診療科
- 内科
- 消化器内科
- 心療内科
- 精神科
- 耳鼻いんこう科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
食欲不振・倦怠感・吐き気が続いています
最寄りの病院で消化器内科または内科の受診を推奨します。
急性扁桃炎が溶連菌感染によるものではないか、一度確認しておくとよいでしょう。また、多形滲出性紅斑は細菌感染や薬剤に対する免疫反応によって生じることがあり、皮膚症状だけでなく、倦怠感や微熱などの全身症状を伴う場合もあります。
現在は急性扁桃炎に加えて多形滲出性紅斑の影響も重なり、体調がさらに悪化して胃腸にも負担がかかっている可能性が考えられます。そのため、かかりつけ医にこだわらず早めに受診できる医療機関で診察や血液検査を受け、必要に応じて点滴や追加の検査、胃腸の精査についても相談することをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
どのような薬にも副作用が起こる可能性があり、現在の吐き気や胃の不快感などは服用中の薬が影響していることも考えられます。
特にレボフロキサシンやオロパタジンは消化器症状を引き起こすことがあるため、症状の経過によっては中止や別の薬への変更を検討する場合があります。
また、オロパタジン内服の原因である紅斑についてもがレボフロキサシンが関係している可能性があるため、症状の変化を確認しながら治療方針を判断することが重要です。
ただし、高熱や咽頭痛、紅斑の悪化がみられる場合は自己判断せず、早めに医療機関で診察を受ける必要があります。日頃から相談しやすい「かかりつけ医」を決めておくと、こうした体調不良の際にも継続的な診療を受けやすくなるでしょう。
下痢・胃痛・食欲不振が続いています
5日前から下痢が続いており、その日の夜には37.7℃の発熱がありました。その後2日間は38℃近くの熱と頭痛が続きましたが、熱は一昨日の昼頃に下がりました。しかし、その日は寝て起きるたびに強い頭痛がありました。
また、一昨日頃から歩くと胃が締め付けられるように痛み、クッキーなど少量の食べ物を口にしただけでも胃痛が起こります。
食欲もほとんどなく、現在は熱や頭痛は治まったものの、下痢と胃の痛みは続いています。
最寄りの病院で消化器内科または内科の受診を推奨します。
症状からは、食べ物やウイルス、細菌などが原因となる急性胃腸炎の可能性が考えられます。多くの場合は4~5日ほどで自然に改善し、現在の経過からは回復に向かっている可能性があります。
水分を十分に摂取できており、日常生活に大きな支障がなければ、すぐに受診せず様子をみることも選択肢の一つです。
治療は整腸剤や胃薬を用いることが一般的で、下痢止めは通常あまり使用しません。症状が軽い場合は、薬を使わず安静に過ごしたりするだけで改善することもあります。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
記載いただいた症状からは、細菌やウイルスによる感染性胃腸炎の可能性が考えられます。原因を確認し、適切な治療を受けるためにも、消化器内科または内科を受診することをおすすめします。
胃の調子が悪く食欲もなく下痢が続いています
3日前の昼頃から胃の張りを感じて食欲がなくなり、仕事から帰宅後には吐き気とめまいがあらわれました。
何も食べられず、夜には胃液を3回ほど吐いたほか、下痢も2回ありました。翌日も下痢が2回続きましたが、食欲はやや回復し、夜にはお粥を食べることができました。
しかし、現在も朝から2回下痢があり、お腹がギュルギュルと鳴る状態が続いており、食欲もほとんどありません。
最寄りの診療所・クリニックで消化器内科の受診を推奨します。
症状からは、細菌やウイルスによる感染性胃腸炎の可能性が考えられます。感染性胃腸炎は、汚染された食品や飲料などを介して感染し、下痢や腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、発熱などの症状が現れます。
治療の基本は十分な水分補給と安静で、軽症であれば消化の良い食事や整腸剤などによる対症療法で改善することが多く、抗菌薬は細菌感染が強く疑われる場合に限って使用されます。
現在の経過からは少しずつ改善に向かっているように思われますが、脱水には十分注意し、水分や電解質をこまめに補給してください。翌日以降も下痢が続いたり、水分が十分に摂れない場合は点滴が必要になることもあるため、早めに消化器内科を受診することをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで消化器内科または内科の受診を推奨します。
症状からは、一時的な急性胃腸炎の可能性が考えられます。原因としては、ウイルスや細菌による感染がありますが、現在発熱がなく、水分をしっかり摂取できているのであれば、もうしばらく様子を見てもよいでしょう。
急性胃腸炎は一般的に4~5日ほどで改善することが多く、治療も吐き気止めや整腸剤などの対症療法が中心で、下痢止めは病原体の排出を妨げるため通常はあまり使用しません。
ただし、症状が改善しない場合や日常生活に支障が出るようであれば、胃腸科や消化器内科を受診することをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで消化器内科の受診を推奨します。
現在の症状には、急性胃腸炎をはじめ、さまざまな原因が考えられるため、自己判断せず早めに消化器内科を受診することをおすすめします。
診察では症状の経過を詳しく伝え、必要に応じて検査を受けるとよいでしょう。
食欲はないのに体重が増え全身がむくんでいます
韓国旅行中の最終日に激しい吐き気に襲われ、強い肩こりに加え、カバンを持つだけで吐き気やめまいが起こるようになりました。帰国後も数日間、下痢と嘔吐を繰り返し、体重は一時4kg減少しました。
その後は少しずつ食事が取れるようになったものの、食欲不振が続いています。一方で、十分に食べていないにもかかわらず約1週間で体重が8kg増加し、首から下のむくみがひどく、歩くのもつらい状態です。
詳しい検査を受けたいと考えていますが、どの診療科を受診すればよいのでしょうか。
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
韓国旅行後に症状が出現していることから、まずは食中毒などの感染症を疑う必要があります。特に夏場は食中毒が多く、十分に加熱されていない食品などが原因となることがあります。
一方で、1日約1,500mLの飲酒習慣がある場合は、アルコール性肝障害が背景にあり、感染症をきっかけに肝機能が悪化して腹水や全身のむくみが生じている可能性も否定できません。
また、下痢や嘔吐による脱水が原因で腎機能が低下し、むくみがあらわれていることも考えられます。早めに一般内科を受診しすることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで内科または消化器内科、循環器内科の受診を推奨します。
海外旅行後に下痢や嘔吐が起こり、一時的に体重が減少することは体調不良として説明できますが、その後に全身のむくみと急激な体重増加がみられる場合は注意が必要です。
腎臓や泌尿器の病気、あるいは心臓など循環器の異常が原因となっている可能性も考えられます。まずは内科を受診し、診察に加えて血液検査や心電図、胸部レントゲン、超音波検査などで全身の状態を確認してもらうことをおすすめします。
対応が難しい場合は、必要に応じて専門医や総合病院を紹介してもらえるでしょう。胃腸科や消化器内科でもよいですが、総合病院を受診する場合は受付で海外旅行後の体調不良であることを伝えれば、適切な診療科を案内してもらえます。
現在の症状は自宅で様子を見る段階を超えているため、できるだけ早く医療機関を受診してください。
体がだるく咳が続き食欲がありません
5日前に体のだるさと咳が続くため内科を受診し、風邪薬や抗生物質、咳止めを処方されて服用しています。
しかし、特に夜間は咳が止まらず、十分に眠ることができません。食欲はありませんが、平熱を保っています。
最寄りの診療所・クリニックで呼吸器内科または消化器内科、耳鼻いんこう科の受診を推奨します。
咳は風邪だけでなく、喉頭炎や副鼻腔炎、気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、逆流性食道炎など、さまざまな病気が原因で起こることがあります。
現在の症状が続いている場合は、近くのクリニックでも構いませんので、耳鼻咽喉科や呼吸器内科、必要であれば消化器内科で一度詳しく診てもらうことをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで呼吸器内科の受診を推奨します。
現在の症状からは、アレルギー性気管支炎や咳喘息などの可能性が考えられます。通常の内科ではなく、呼吸器内科を受診し、咳の原因について詳しく検査・診察を受けることをおすすめします。
食欲低下と下腹部の張りと下痢が続いています
1週間ほど前から食欲が低下し、下腹部の張りと下痢が続いています。心配になり、バセドウ病で通院している主治医を受診しましたが、検査結果に異常はなく、数値も良好でした。
その後、内科を受診したところ、胃腸の風邪による症状と診断されました。しかし現在は、胸やみぞおちにも違和感があり、上半身の血の気が引くような感覚も続いているため、不安に感じています。
最寄りの診療所・クリニックで消化器内科の受診を推奨します。
下腹部の張りと下痢を引き起こす病気には、いくつか注意が必要なものがあります。代表的なのは、ウイルスや細菌の感染による急性胃腸炎で、腹痛や下痢、吐き気、嘔吐、発熱などを伴うことが多く、脱水症状がある場合は早めの受診が必要です。
また、虫垂炎(盲腸)は右下腹部の痛みや発熱が特徴ですが、初期にはみぞおちやおへその周囲など別の部位に痛みが現れることもあります。
さらに、憩室炎や腸閉塞、虚血性大腸炎でも下腹部痛や下痢がみられ、血便や激しい腹痛、発熱を伴う場合は緊急性が高いこともあります。早めに消化器内科を受診し、適切な診察と治療を受けることをおすすめします。
最寄りの病院で消化器内科または内科の受診を推奨します。
ご記載の症状からは、担当医が説明されたように感染性胃腸炎の可能性は否定できません。しかし、症状が続いている期間を考えると、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなど、ほかの消化器疾患の可能性も考えられます。
一度、病院やクリニックの消化器内科を受診し、相談することをおすすめします。必要に応じて内視鏡検査を受けることで、原因をより詳しく調べることができるでしょう。
自宅で安静を推奨します。
ご相談の内容からは、ウイルス性胃腸炎の可能性が考えられます。下痢が続いている間は、脱水を防ぐためにも水分を十分に補給するようにしてください。
下痢が1週間以上続く場合や症状が悪化する場合は、消化器内科を受診し、詳しい検査や診察を受けることをおすすめします。
不安で食欲がなくあまり眠れません
交際している大切な人との関係が悪化しそうになったことをきっかけに強い不安を感じるようになり、食欲が低下して十分な睡眠も取れない状態が続いています。
不安が強くなると気持ちを抑えられず、涙が出てしまうこともあり、常にお腹のあたりに違和感があります。空腹感はあるものの食べたいと思えず、眠ってもすぐに目が覚めたり、眠った気がしないまま朝を迎えたりすることも少なくありません。
このような状況のため、市販の睡眠導入剤や精神安定剤を服用すれば症状が少しでも改善するのか知りたいと考えています。
最寄りの診療所・クリニックで精神科または心療内科の受診を推奨します。
まずは、動悸などの症状がストレスだけでなく不整脈などの心臓の病気によるものではないか確認するため、循環器内科を受診することをおすすめします。
検査で異常がなく、心因性の不安症状(動悸・胸痛・過呼吸・呼吸困難感など)と判断された場合は、症状自体は身体に無害なので、十分な休養や深呼吸、ストレッチなどで心身をリラックスさせながら経過観察で構いません。
ただし、失神や過呼吸による事故を防ぐため、高所での作業や運転などは避けてください。また、不安の原因や適切な対処法を知るためにも精神科を受診し、必要に応じて生活環境の見直しや薬物療法など、自分の状態に合った治療を受けることが望まれます。
市販の睡眠薬や飲酒で一時的に対処すると依存につながる危険があります。
最寄りの診療所・クリニックで精神科の受診を推奨します。
食欲不振や睡眠不足、集中力の低下によって仕事や日常生活に大きな支障が出ている場合は、薬を服用してもよいと思います。
ただし、市販薬を自己判断で使用するよりも、心療内科や精神科を受診し、自分の症状に合った薬を処方してもらうほうが安心でしょう。
また、カウンセリングを受けることも症状の改善につながる可能性もあると思われるのでおすすめします。
5日ほど前から強い吐き気と食欲不振が続いています
5日ほど前から食欲がなくなり、強い吐き気が続いています。空腹感はあるため少しは食べられるものの、すぐに満腹になってしまい、その後は再び吐き気が強くなります。
吐き気は立っていると悪化し、横になるとやや楽になります。また、今朝からはみぞおちにズキズキとした痛みが現れ、背中や足、手にはかゆみも出ています。全身が凝っているようなだるさもあり、非常につらい状態です。
昨日、かかりつけの心療内科を受診し、「ストレスの影響が強いため仕事を休んだほうがよい」と言われましたが、薬の処方はなく、現在も症状は改善していません。
最寄りの診療所・クリニックで心療内科の受診を推奨します。
現在、うつ病の治療としてレクサプロ、ベルソムラ、リフレックスを服用されているとのことですが、今回の症状は強いストレスや心身への負担が大きく影響している可能性があります。
現在の体調を考えると、仕事を続けることが難しい状態かもしれません。
無理を続けることで症状が悪化する可能性もあるため、主治医に現在の状況を相談し、必要であれば診断書を作成してもらい、回復するまで仕事を休むことが必要かもしれません。
最寄りの病院で消化器内科の受診を推奨します。
現在の症状は、ストレスが原因となって起こる胃腸症状の可能性があります。本来は心療内科で診療を受けることが望ましいですが、医療機関によっては精神面の診療が中心で、消化器症状については十分に対応していない場合もあります。
体調を考えると、まずは十分な休養を取ることが大切ですが、あわせて消化器内科を受診し、必要に応じて胃カメラなどの検査を受けて原因を確認すると安心でしょう。
また、皮膚の症状も胃腸の不調やストレスと関連して現れている可能性があります。
最寄りの診療所・クリニックで消化器内科または心療内科、精神科の受診を推奨します。
吐き気の原因を調べるため、まずは急性胃炎や胃潰瘍などの病気がないか確認するために、消化器内科を受診することをおすすめします。必要に応じて胃カメラなどの検査を受け、異常がなければ機能性ディスペプシアなど、ストレスが関係する病気の可能性も考えられます。その場合は心療内科や精神科での治療が必要になることがあります。
また、吐き気を和らげる薬はいくつかあるため、現在処方されていないのであれば、別の医療機関を受診することをおすすめします。実際にはストレスが原因で吐き気が起こるケースも多いため、十分に休養を取ることも大切です。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

約1週間前に38℃近い発熱があり、市販薬で様子を見ていましたが改善せず、4日前に内科で急性扁桃炎と診断され治療を開始しました。
しかし翌日から吐き気や胃の不快感、食欲不振に加え、周囲のにおいに敏感になる症状が現れ、両手のひらには湿疹も出現しました。一昨日に別の内科と皮膚科を受診し、胃薬や点滴、湿疹に対する治療を受けましたが、翌日になっても微熱や吐き気、倦怠感が続き、仕事にも行けない状態です。
総合病院への紹介状は作成してもらったものの、予約が先になってしまい、早めに別の医療機関を受診するようすすめられました。
このような症状は急性扁桃炎が原因で続くことがあるのか、また、同じ医療機関を継続して受診したほうがよいのか、それとも消化器内科などで詳しい検査を受けるべきなのか悩んでいます。