1か月以上前からの「擦り傷・切り傷」原因は?何科を受診するべき?

目次
1か月以上前からの「擦り傷・切り傷」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 瘢痕
- 皮膚炎
- ケロイド
- 亀頭包皮炎
- 外傷
など
また、「擦り傷・切り傷」に加えて、約2割の方が「皮膚がヒリヒリする・痛い」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした
推奨される診療科
- 皮膚科
- 形成外科
- 泌尿器科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
腕や足に気づいたら擦り傷ができています
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
アトピー性皮膚炎などでかゆみがある場合は、睡眠中に無意識に掻いてしまい、その結果として擦り傷のような傷ができている可能性があります。
まずはかゆみを抑えることが大切ですので、一度皮膚科を受診することをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
おそらく睡眠中に無意識に掻いていることが原因と考えられます。このような症状は、アトピー性皮膚炎やじんま疹などでみられることが少なくありません。
一度皮膚科を受診し、原因を調べてもらうことをおすすめします。かゆみを抑える薬で症状が改善すれば、掻きむしることも減っていくと考えられます。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
左右対称に湿疹がみられる場合は、アトピー性皮膚炎の可能性が考えられます。また、睡眠中などに無意識に掻いてしまい、傷ができているのかもしれません。
アトピー性皮膚炎では皮膚の水分保持機能が低下して乾燥しやすくなるため、擦り傷ができやすくなることがあります。ワセリンなどで保湿を行い、爪を短く整えることで傷を減らせる可能性があります。
一度皮膚科を受診し、適切な治療やスキンケアについて相談することをおすすめします。
猫に引っかかれた傷が気になっています
1か月前に猫に顔を引っかかれ、その傷跡が残っています。顔の傷跡が気になっており、傷を消したり、できるだけ目立たなくしたりする薬がないか知りたいと考えています。
皮膚科でそのような薬を処方してもらえるのか、また、受診した場合の費用がどのくらいかかるのか知りたいです。
最寄りの診療所・クリニックで形成外科または皮膚科の受診を推奨します。
傷跡が残るかどうかは、傷の深さによって大きく異なります。皮膚の浅い部分までの傷で、2週間以内に治癒した場合は、瘢痕(はんこん)として残る可能性は低く、時間の経過とともに周囲の皮膚となじんでいくことが期待できます。
ただし、炎症後の色素沈着は数か月残ることがあり、その間は紫外線対策が重要です。ビタミン剤やトラネキサム酸(トランサミン)の内服が有効な場合もあるため、皮膚科や形成外科で相談するとよいでしょう。費用もそれほど高額ではないと考えられます。
一方、傷が深く治癒までに時間がかかった場合は、瘢痕が残る可能性があります。その場合は、ステロイドテープによる治療や瘢痕切除のほか、周囲の皮膚となじませるためにフラクショナルレーザー治療が検討されることもあります。ただし、これらは自費診療となる場合もあるため、受診時に相談することをおすすめします。
擦り傷をできるだけ残したくありません
3週間前に自転車で転倒し、顔面をアスファルトにぶつけて左頬骨付近に擦り傷を負いました。傷は絆創膏で保護していましたが、約1週間後の貼り替え時にかさぶたが剥がれ、その後は保護せずに経過をみています。
現在は傷跡の周囲が黒っぽく、中心部のみピンク色になっており、打撲による痛みは1週間ほどで治まりました。顔の傷跡をできるだけ残したくないため、適切な処置方法や受診の必要性、受診する場合の診療科について知りたいです。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
傷が深いほど傷跡は残りやすく、浅い傷の方が跡は残りにくい傾向があります。また、傷の処置方法によっても傷跡の残りやすさは変わります。絆創膏は空気を通すため、傷を乾燥させながら治す方法となり、かさぶたができることで傷跡が残ることがあります。
一方、傷を保護するテープ剤などを使用すると、湿潤環境を保ちながら治癒を促すため、傷跡が残りにくいと考えられています。
ただし、このような処置は受傷直後から行うことが重要であり、現在の段階から始めても十分な効果は期待しにくいでしょう。かさぶたが剥がれた後であっても、時間の経過とともに傷跡が目立ちにくくなる可能性はあります。
現在は絆創膏による処置を続けているため、そのまま経過をみても問題ないと考えられますが、心配であれば医療機関を受診して相談してもよいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で皮膚科または美容皮膚科、形成外科の受診を推奨します。
擦過傷が瘢痕を形成しながら治癒している段階と考えられます。傷跡を目立ちにくくするためには、紫外線対策を行い、必要に応じて傷テープ(ドレッシング材)で保護しながら経過をみることが大切です。
一度、皮膚科を受診して適切な処置について相談することをおすすめします。
傷跡が治るか心配です
3年ほど前、学生だった頃にストレスから腕や足を繰り返し掻いてしまい、その跡が傷として残っています。
当時は親に相談するのが恥ずかしく、病院を受診することはできませんでした。現在は以前ほど傷跡は目立たなくなり、掻くこともなくなっていますが、ほかの人と比べるとまだ傷跡が気になります。
今度皮膚科を受診しようと考えていますが、3年経過した傷跡でも治るのか心配です。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科または美容皮膚科の受診を推奨します。
傷跡の治療では、一般的にステロイド外用薬やビタミンC製剤が使用されますが、効果には個人差があり、傷跡の程度によっても異なります。また、保険適用となるかどうかも症状によって判断されます。
一度皮膚科を受診して相談することをおすすめしますが、場合によっては自由診療となり、高額な費用がかかることもあります。その際は、その場で治療を決めるのではなく、他の皮膚科でも相談したうえで検討することをおすすめします。
最寄りの病院で皮膚科の受診を推奨します。
長期間掻き続けた傷は、瘢痕として残ったり、その部分だけ乾燥しやすくなったりすることがあります。また、色素沈着によって皮膚が黒ずんで見えることもあります。
このような傷跡は、軟膏や内服薬による治療を根気よく続けることで、少しずつ改善が期待できる場合があります。まずは最寄りの皮膚科を受診して相談するとよいでしょう。
また、治療方針は医師によって異なることもあるため、複数の皮膚科で意見を聞いてみることもおすすめします。
リストカットした傷跡を目立たなくしたい
過去のリストカットによる傷跡がなかなか改善せず、形成外科を受診した際には、皮膚を寄せるためのテープを処方されましたが、あまり改善を実感できていません。
美容皮膚科であれば別の治療法や処方を受けられるのか、より効果的な診断や治療が期待できるのか知りたいと考えています。完全に傷跡が消えるとは思っていませんが、できるだけ薄くし、なるべく早く目立たなくしたいと考えています。
最寄りの診療所・クリニックで形成外科の受診を推奨します。
リストカットの傷跡は、もともと皮膚が薄く傷跡が残りやすい部位であるため、さまざまな治療を行っても大きな改善を期待することは難しい場合があります。
受傷直後であれば、ステロイド外用薬やテーピングによって傷跡を最小限に抑えられる可能性があります。また、傷跡が盛り上がり始めた早い段階であれば、ステロイドテープやテーピングによる治療が有効なこともあります。
一方、時間が経過した傷跡に対しては、フラクショナルレーザーなどの治療が検討されますが、保険適用外となることも多く、費用は高額になりやすい傾向があります。それでも、できるだけ傷跡を目立ちにくくしたいのであれば、レーザー治療を行っている形成外科で一度相談することをおすすめします。
最寄りの病院で形成外科の受診を推奨します。
現在の傷跡が赤く盛り上がった状態ではないのであれば、傷跡の状態によって治療法が異なります。赤く硬く盛り上がった傷跡であれば、ステロイドテープやステロイドの局所注射によって、ある程度改善が期待できます。一方、白っぽい傷跡が複数残っている場合は、完全に消すことは難しいものの、フラクショナルレーザーを周囲の皮膚も含めて照射することで、皮膚の質感を均一にし、傷跡を目立ちにくくできる可能性があります。
また、あまり一般的には勧められませんが、傷跡を切除する方法もあります。一度に切除できない場合は複数回に分けて行ったり、皮膚を徐々に伸ばしてから傷跡を切除し、その皮膚で覆うティッシュエキスパンダー法が検討されることもあります。
ただし、これらの治療は保険適用外となる可能性が高いため、まずはフラクショナルレーザーを含めて、形成外科で相談することをおすすめします。
顔の切り傷を治したいです
2週間ほど前に転倒して顔を2~3cmほど切りました。傷がなかなか治らず、頬の腫れもまだ完全には引いていません。このような場合は、何科を受診すればよいでしょうか。
最寄りの診療所・クリニックで形成外科の受診を推奨します。
傷の状態にもよりますが、40代という年齢を考えると、傷が治るまでにはもう少し時間がかかる可能性があります。また、傷の深さによっては、2~3cmの傷であれば本来は縫合が必要だった可能性もあります。
ただし、受傷からすでに2週間が経過しているため、現在の時点で縫合が必要かどうかも含めて、一度医師の診察を受けることをおすすめします。
特に顔の傷は美容面への配慮も重要ですので、受診する場合は整形外科ではなく、形成外科が適しています。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

気が付くと足や腕に擦り傷ができており、ブーツのような靴を履いただけでも当たった部分から出血することがあります。
また、朝起きると擦り傷のような傷が増えていることもあり、年中傷が絶えず、傷跡も残りやすい状態です。
肌が弱いことが原因なのか、それともアトピーなどの皮膚の病気が関係しているのか気になっています。