1か月以上前からの「肩が痛い」原因は?何科を受診するべき?

目次
1か月以上前からの「肩が痛い」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 頭痛
- 頚椎症
- うつ病/うつ状態
- 適応障害
- 自律神経失調症
など
また、「肩が痛い」に加えて、約3割の方が「首が痛い」と感じていて、さらに1割以上の方が「肩こり」「首のこり」「背中が痛い」「肩関節が痛い」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 整形外科
- 内科
- 心療内科
- 精神科
- 脳神経外科/神経内科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
右肩が痛く腕があげられません
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
お伝えいただいた症状で肩の痛み、手指の痺れは頚椎椎間板ヘルニアによる神経症状で、肩が痛くてあがらないのは肩関節由来の症状と考えます。整形外科を受診し、適切な検査や処置を受けることをおすすめします。
両肩の痛みの原因が知りたい
1か月ぐらい前から1日に何回か両肩がキュッと詰まって、そのあいだ肩が痛みます。しばらくするとその痛みと詰まりが抜けるようにひきます。もともと偏頭痛持ちで、1年前から治療中です。しかし、最近は月に1~2回しか薬を飲んでいません。
肩こりもひどく、予防のために体操をしています。また加齢からか肩こりからかわかりませんが目が疲れやすいため目薬を使っています。しかし、最近のような感じの肩こりではありませんでした。原因が知りたいです。
最寄りの病院で内科の受診を推奨します。
年齢を考えると、患部の冷えが原因の可能性があります。ただ、その冷えを起こしているのが更年期障害や自己免疫疾患の可能性が否定できません。一度、近くの内科に相談し、肩の痛みの原因を調べるために、血液検査など詳しい検査を受けることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで循環器内科または女性内科の受診を推奨します。
更年期の症状や高血圧の症状の可能性があります。家庭血圧を測定し肩の症状が強いときに血圧が上昇している、他に動悸などもあれば循環器内科を受診することをおすすめします。ホットフラッシュや強い倦怠感などがあれば、婦人科か漢方治療をしている内科などで治療されるとよいでしょう。
頭や肩などが痛く、気分は落ち込み身体が重い
頭が締め付けられるような痛みが1日続いています。さらに首や肩、腰も痛みを感じ、急に咳が出て吐き気をもよおすこともあります。1日中身体が重い感じがして、眠りも浅く、深夜2時か3時に目覚めることが多いです。気分の落ち込みもひどく、前よりもイライラすることも増えました。
最寄りの診療所・クリニックで精神科または心療内科の受診を推奨します。
ご相談の症状からは、うつ病を発症しているのではないかと考えられます。うつ病の身体症状として頭痛をはじめとした身体の痛みを生じることがよくあります。
うつ病の改善のためには休養が最も大切です。精神科か心療内科を受診して、休養が必要であるという診断書を書いてもらい、治療を受けられるのがよいと思います。
最寄りの診療所・クリニックで心療内科または精神科の受診を推奨します。
仕事上で強いストレスがかかることが多いことから、適応障害でのうつ状態またはうつ病の可能性が考えられます。心療内科もしくは精神科を受診し、カウンセリングを受けて必要に応じて薬物療法を受けてください。
診断書を作成してもらってしばらく仕事を休み、元気になられたら再度診断書を作成してもらい、ご無理のない仕事への配置換えの検討をしてはいかがでしょうか。
肩を痛めた原因や対処法が知りたい
3週間ほど前にバドミントンの練習中に肩を痛めました。整形外科では骨の異常はなく、肩関節の拘縮による可動域低下と肩の使い方が悪いためと診断され、ストレッチと筋トレを指導されました。2週間続けて一度は改善しましたが、久しぶりに練習に参加したところ終了前に痛みが再発しました。
ラケットで打つ瞬間から直後にかけて、特にサイドストローク時に肩の裏から上腕にかけて強く痛むため、原因や対処法、再受診の必要性について教えてください。
最寄りの病院で整形外科の受診を推奨します。
肩関節周囲炎や肩関節周囲の筋肉疲労による痛みなどの可能性があると思います。再度整形外科を受診し、リハビリテーションなどについても相談することをおすすめします。
また、痛みが続くようなら腱板損傷などの可能性もあるため、MRI撮影なども必要になるでしょう。
自宅で安静を推奨します。
特定の運動をして悪化し、安静にしていれば改善するということは、その運動が無理をしているというのでしょう。ストレッチと休養をして関節の使い方を見直してください。バドミントンの部活をやめるのも選択肢のひとつだと思います。監督など競技や運動に詳しい人がいれば見てもらうのもよいでしょう。
肩と背中が痛く腕があがりにくい
泊まりの仕事で寝床や枕が合わず、肩や背中が痛くなり腕も上がりにくくなりました。横向きで寝ることが多く、枕を何種類か試しましたが改善はありませんでした。家にあったロコアテープを貼ると一時的に楽になりますが、症状自体は変わりません。病院では湿布で様子見になる可能性もあり受診を迷っているため、ストレッチなど必要な対処があれば教えてほしいです。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
市販の鎮痛剤を試してみるのがよいと思います。ただしロコアテープは、通常の湿布と異なり炎症性疼痛に対して効果が期待できる湿布のためこのケースにはおすすめしません。
最寄りの病院で整形外科の受診を推奨します。
いただいた相談内容からは、肩関節周囲炎の可能性が考えられます。念のため腱板断裂が起きていないことを確認するために、MRI検査のできる病院の整形外科を受診してください。内服薬や湿布などの薬物療法の他に運動療法(リハビリテーション)やストレッチが有効です。
肩甲骨が不定期に痛む
右側の骨や肩甲骨にズキズキした痛みが不定期であります。痛い時は腕が上がらず、夜眠れないこともあるのですが、全く痛くない日や朝だけ夜だけ痛むこともあり、痛くない時は押したり腕を動かしても問題ありません。先月下旬に強い咳や喉の痛みが続いた後、数日後に肩の痛みが出始め、右側だけ頭痛がすることもありました。
今月中旬、整形外科でレントゲン検査を受けましたが骨に異常はなく、原因不明と言われたため、他に何科を受診すべきか迷っています。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で整形外科の受診を推奨します。
症状から考えると、肋骨の疲労骨折の可能性があると思われます。繰り返す咳で胸郭に負荷がかかり、左右12本ある肋骨のうち上部の肋骨が鎖骨の下あたりで疲労骨折を起こし、その関連痛として肩の痛みが出ている可能性があります。頚椎の問題が関与しているかもしれませんが、疲労骨折を疑ったほうがよいかもしれません。
市販の消炎鎮痛薬を内服しつつ、再度整形外科を受診してください。バストバンドによる固定が必要かもしれません。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で整形外科の受診を推奨します。
お伝えしていただいた症状から判断すると、頚椎椎間板ヘルニアなどによる神経根症の可能性があります。ヘルニアはMRI検査を行わなければ判断できません。MRI検査を行っている整形外科を受診してみてはいかがでしょうか。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で整形外科の受診を推奨します。
記載していただいた症状から考えると、椎間板ヘルニアなどの頚椎~胸椎疾患が考えられます。レントゲンだけでは診断は難しいため、MRI装置のある整形外科の受診をおすすめします。
左肩がチクっと痛む
1か月前くらいから、左肩にときどき針で刺したようなチクっとする痛みがあります。はじめの方は気にならなかったのですが、毎日何度か痛みが出るので医療機関の受診を考えました。どの診療科を受診すればよいのかわからなかったためご相談いたしました。
最寄りの病院で脳神経外科または整形外科の受診を推奨します。
肩関節周囲炎などによって肩関節に関係があって痛みが出ている場合や、頚椎椎間板ヘルニアなど頚椎の高さで神経に圧迫があって肩に痛みを生じる場合もあります。まずは大きな病院の整形外科専門医を受診し、身体診察と、肩や頚椎、脊髄神経のMRIなどの画像診断を組み合わせて異常の原因となっている箇所を検索するとよいと思います。
総合病院であれば必要に応じて他科へ紹介をしてもらうことも可能です。受診まではマッサージや温泉、薬局で買えるロキソニン、湿布などをお試しいただいてもよいと思います。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で整形外科の受診を推奨します。
症状から判断すると、痛みの原因が肩の腱、骨、筋膜の異常などいろいろ考えられます。そのためまずは整形外科を受診し、診察してもらう必要があります。問題がなければリウマチ内科を受診してください。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

右の肩甲骨下あたりから肩にかけて持続した刺さるような痛みがあり、時々右肩から小指にかけて痺れるような感覚があります。時折、腕が60度程しか外転せず、それ以上あげようとすると強い痛みを感じます。病院へ受診すれば治るものか教えてほしいです。