1か月以上前からの「手首が痛い」原因は?何科を受診するべき?

目次
1か月以上前からの「手首が痛い」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 腱鞘炎
- 疼痛
- 関節リウマチ
- 不安障害
- 手根管症候群
など
また、「手首が痛い」に加えて、2割以上の方が「手指が痛い」と感じていて、さらに1割以上の方が「手指がしびれる」「腕が痛い」「手足の関節が痛い」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 整形外科
- リウマチ科
- 内科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
左手首の慢性的な痛み
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
症状からは、手首の小指側にある軟骨や靭帯の損傷である「TFCC(三角線維軟骨複合体損傷)」の可能性が考えられます。
手首に繰り返し負荷がかかったことが原因になりやすく、整形外科、とくに手の外科を専門とする医療機関の受診をおすすめします。
治療はサポーター固定や安静、ステロイド注射などの保存療法が中心になります。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
長期間痛みが続いていることから、手首の組織に何らかの異常が起きている可能性があります。
実際に診察しないと病名の断定はできませんが、まずは近くの整形外科クリニックを受診し、必要に応じて詳しい検査を受けるのがよいでしょう。
右手首の甲のズキズキする痛み
1か月以上前から、右手首の甲側中央にズキズキする痛みがあります。普段は気になりませんが、手首を反らせたり、腕立て伏せのように体重をかけたりすると強い痛みが出ます。
腫れや変色はありませんが、ネットで調べたところキーンベック病の症状に似ている気がして、不安になっています。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
手首を反らした時の痛みや長引く症状からは、月状骨が壊死する「キーンベック病」の可能性も否定できません。
早めに整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどの画像検査を受けて、骨や関節の状態を詳しく確認してもらうことがすすめられます。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
スマートフォン操作など手首を酷使する習慣がある場合、腱鞘炎などの炎症でも同様の症状が起こることがあります。
まずは安静を心がけ、痛みが続くようなら整形外科を受診して、詳しく診てもらうのがよいでしょう。
TFCC損傷に似た右手首の痛み
右手首の小指側に痛みがあります。手のひらを上に向けた状態で小指側を持ち上げると痛みが強く、趣味の軟式野球や筋力トレーニングの影響もあるのか気になっています。
ネットで調べてTFCC(三角線維軟骨複合体損傷)に似ていると感じていますが、仕事が忙しいため、できるだけ効率よく、安く病院を受診したいと考えています。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
症状からは、TFCCの可能性があります。まずはサポーターなどで手首を固定し、安静にすることが大切です。
そのうえで整形外科を受診し、正確な診断を受けて適切な治療を進める必要があります。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
まずはレントゲン検査で骨に異常がないか確認し、その後に靭帯や軟部組織の損傷を評価する流れになると思われます。
整形外科での診察が必要ですが、保険診療の範囲で行われるため、費用面は過度に心配しなくてもよいでしょう。
育児による手首腱鞘炎の悪化
生後4か月の子どもを育てており、両手首の腱鞘炎が悪化しています。朝起きた時に手首から肘にかけて鋭い痛みが走り、抱っこやペンを持つ動作、ふたを開ける作業にも支障が出ています。
なるべく手首を使わないようにしていますが、育児で負担が避けられず悩んでいます。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
育児中は安静が難しいため、装具による固定や消炎鎮痛剤、湿布、局所注射などを組み合わせた保存療法が中心になります。
症状が強い場合には手術が検討されることもあるため、整形外科、とくに手の外科外来で詳しく相談することをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
まずは整形外科を受診し、可能であれば手外科専門医に相談するとよいでしょう。
本来は手首への負担を減らすことが重要ですが、育児中は難しいため、サポーターなどを利用しながら治療を進める必要があります。
仕事による手首腱鞘炎の悪化
溶接や研磨など手を酷使する仕事をしており、右手首の腱鞘炎が徐々に悪化しています。
最近は小指の関節や付け根にも強い痛みや腫れ感があり、朝は小指が曲げにくく、仕事中も痛みが続いています。
仕事を休めないため無理を続けていますが、今後さらに悪化しないか不安です。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
症状が強くなっているため、ステロイド注射などの治療が必要になる可能性があります。
改善が乏しい場合には手術も視野に入るため、手の外科を専門とする整形外科で詳しい診察を受けることがすすめられます。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
手首と指の腱鞘炎が同時に起きている状態が考えられます。サポーターやテーピングで負担を軽減しつつ、消炎鎮痛薬やステロイド腱鞘内注射で症状を抑える治療が一般的です。
痛みが強い場合は主治医と治療方針をよく相談する必要があります。
右手首の強い痛み、力が入らない
自転車販売の仕事で長年手首を酷使しており、2週間前から右手首の小指側に強い痛みが出ています。握力が低くなったのかドライバーを回せず、工具を落とすこともあります。
整形外科では骨に異常はなく、靭帯が原因と言われましたが、仕事を続けて悪化しないか、固定や安静が必要ではないか不安に感じています。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
TFCC損傷や尺骨突き上げ症候群、まれにキーンベック病などが疑われます。
レントゲンだけでは判断できないことも多いため、整形外科専門医を受診し、MRI検査で詳しく調べてもらうことをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
強い痛みがある以上、安静は必要と考えられます。TFCC損傷の可能性も高いため、できるだけ早く手の外科を専門とする医師に相談し、固定や今後の治療方針について検討してもらうのがよいでしょう。
手首や指の痛み、手を動かしづらい状態
肋骨骨折後から、手首や指、肩、膝、足首など全身の関節痛が徐々に悪化し、血液検査でリウマチと診断されました。
現在は治療薬開始前の検査中ですが、通院先の整形外科クリニックで治療を続けてよいのか不安を感じています。手首や指はズキズキと痛み、曲がったまま動かしにくい状態です。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
関節リウマチが疑われ、関節の炎症によって痛みや変形、こわばりが起きている可能性があります。治療には抗リウマチ薬や生物学的製剤、ステロイドなどが用いられます。
肝炎検査を行っているのは、生物学的製剤使用前の確認と考えられ、現在の主治医と相談しながら治療を進めるのがよいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
症状からは関節炎や腱鞘炎、末梢神経障害、循環障害なども考えられます。現在通院中の整形外科で相談を続けつつ、リウマチ反応や神経症状についても詳しく確認してもらうことがすすめられます。
転倒による左手首の痛みと腫れ
1か月前に自転車で転倒し、左手首を負傷しました。整形外科で骨折はないと言われましたが、現在もズキズキした痛みと軽い腫れが続いています。
通常のレントゲンでは映らない靭帯や腱の損傷があるのではないかと心配しており、どの診療科を受診すればよいか悩んでいます。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
レントゲンで異常がなくても、舟状骨の不全骨折や靭帯損傷が隠れていることがあります。
まずは現在の整形外科で再相談し、それでも改善しない場合は、紹介状を書いてもらい「手の外科」を専門とする医療機関を受診するのが望ましいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで整形外科の受診を推奨します。
転倒後も痛みや腫れが続いている場合、骨ではなく靭帯や腱など軟部組織に異常がある可能性があります。
これらはレントゲンでは分かりにくいため、専門的な診察やMRI検査が必要になることがあります。手の外科を標榜する整形外科で、早めに詳しい精査を受けることがすすめられます。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

左手首を内側にひねった際に、小指側に筋肉痛のような痛みを感じました。仕事で手首に体重をかける動作が多く、痛みは強くないものの、改善も悪化もせず続いている状態です。
日常生活には大きな支障はありませんが、慢性的に違和感が続くため、受診すべきか、様子を見てよいのか悩んでいます。